デンマークのアマチュア少年ボクサーたち、初めての試合前と後を撮影したポートレート、ビフォア・アフター。

　デンマーク人の写真家、ニコライ・ハワルは、デンマークの十代のアマチュアボクサー141人が初めてリングに上がる直前と、直後を撮影した。それぞれの顔写真は無色の背景と直接光で仕上げられていて、その表情も、顔に残された戦いの後もくっきりと浮かび上がっている。 　左側の試合に臨む彼らの顔はまだきれいでその表情も落ち着いていて見える。一方右側はボコボコに殴られて汗だくだ。だがそれだけではない。それぞれの選手の間にみられるかすかな変化がこれらの写真からは見て取れる。(ハワルトのサイトではより多くの写真を見ることが可能だ)。

　少年は試合に勝ったのか？負けたのか？喜んでるのか？怯えているのか？また、様々な形で直面する青春時代の暴力が具現化した形となって表れている。

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