1: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:29:21.72 :wUNv0k9g0
P「あ、悪い。急に言われたらびっくりするよな」
夏葉「……ええ。詳しく説明してもらえるかしら」
P「ああ。その……なんて言えばいいのか。たまにストレスがたまるとさ」
夏葉「ええ」
P「もうダメだー、ってなって癒しが欲しくなるわけなんだが……」
夏葉「それで、その……も、モフ? りたくなったってことね」
P「そう。ダメか?」
夏葉「ダメかどうかは別にしても……それ、白昼堂々言うことではないと思うのだけれど」
P「ああ。仕事中に言うことじゃなかったな……すまん。もふもふしたい衝動に駆られて……ふと、な……」
夏葉「ふと、ってそれ言う相手を間違えたらアウトよ?」
P「わかってる。だから夏葉なんだ」
夏葉「……私以外にいないの?」
P「そうだなぁ……ああ、夏葉以外いない」
夏葉「……………………そう」
P「あ、悪い。急に言われたらびっくりするよな」
夏葉「……ええ。詳しく説明してもらえるかしら」
P「ああ。その……なんて言えばいいのか。たまにストレスがたまるとさ」
夏葉「ええ」
P「もうダメだー、ってなって癒しが欲しくなるわけなんだが……」
夏葉「それで、その……も、モフ? りたくなったってことね」
P「そう。ダメか?」
夏葉「ダメかどうかは別にしても……それ、白昼堂々言うことではないと思うのだけれど」
P「ああ。仕事中に言うことじゃなかったな……すまん。もふもふしたい衝動に駆られて……ふと、な……」
夏葉「ふと、ってそれ言う相手を間違えたらアウトよ?」
P「わかってる。だから夏葉なんだ」
夏葉「……私以外にいないの?」
P「そうだなぁ……ああ、夏葉以外いない」
夏葉「……………………そう」
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2: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:30:07.80 :wUNv0k9g0
P「小宮さんに頼んでもいいんだが、ちょっと小さいから満足感に欠けるしな……」
夏葉「……アナタ、それ冗談でも笑えないわよ?」
P「あ、いや、そういうつもりで言ったんじゃないんだ! 小宮さんがダメとか誰でもいいとか、そういうことを言うつもりは一切ない!」
夏葉「……いいわ。聞かなかったことにしてあげる」
P「ありがとう。それで、なんだが……ダメか……?」
夏葉「…………“私が”いいのよね」
P「ああ」
夏葉「………………“私じゃなきゃ”いけないのよね」
P「ああ!」
夏葉「いいわ。…………というか、そこまで言われたら断れないじゃない。もう」
P「ホントか!?」
夏葉「ええ。でも、場所は選ばせてもらうわ」
P「うん。任せるよ」
夏葉「そう、ね……私の家、というのはどうかしら。時間は今日の仕事終わりでどうかしら」
P「問題ないよ」
夏葉「決まりね。待ってるわ」
P「小宮さんに頼んでもいいんだが、ちょっと小さいから満足感に欠けるしな……」
夏葉「……アナタ、それ冗談でも笑えないわよ?」
P「あ、いや、そういうつもりで言ったんじゃないんだ! 小宮さんがダメとか誰でもいいとか、そういうことを言うつもりは一切ない!」
夏葉「……いいわ。聞かなかったことにしてあげる」
P「ありがとう。それで、なんだが……ダメか……?」
夏葉「…………“私が”いいのよね」
P「ああ」
夏葉「………………“私じゃなきゃ”いけないのよね」
P「ああ!」
夏葉「いいわ。…………というか、そこまで言われたら断れないじゃない。もう」
P「ホントか!?」
夏葉「ええ。でも、場所は選ばせてもらうわ」
P「うん。任せるよ」
夏葉「そう、ね……私の家、というのはどうかしら。時間は今日の仕事終わりでどうかしら」
P「問題ないよ」
夏葉「決まりね。待ってるわ」
3: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:30:35.78 :wUNv0k9g0
○
~夏葉の家~
P「さて、ちょっと緊張してきたな……」
P「………………よし! ぴんぽーん、と」
P「………………」
P「…………」
夏葉「はーい。……あら、早かったのね」
P「ああ。全速力で仕事を片付けてきた」
夏葉「ふふ、良い心掛けじゃない。それに、着替えてきたのね」
P「そりゃあ、まぁ、こんな一大イベントがあるからな」
夏葉「一大イベント……そうね。そう、よね……」
P「夏葉も着替えたんだな」
夏葉「ええ。収録で少し汗もかいたから」
P「そっか。……それで、えっと、本日はお招きいただき……」
夏葉「え、ええ……上がって頂戴?」
P「ああ。あとこれ、つまらないものだけど、良かったら食べてくれ」
夏葉「そんな気を遣う必要なんてないのに」
P「無理を言ってお願いしてる身でそういうわけにもいかないだろ」
夏葉「じゃあ、ありがたくいただくわね」
○
~夏葉の家~
P「さて、ちょっと緊張してきたな……」
P「………………よし! ぴんぽーん、と」
P「………………」
P「…………」
夏葉「はーい。……あら、早かったのね」
P「ああ。全速力で仕事を片付けてきた」
夏葉「ふふ、良い心掛けじゃない。それに、着替えてきたのね」
P「そりゃあ、まぁ、こんな一大イベントがあるからな」
夏葉「一大イベント……そうね。そう、よね……」
P「夏葉も着替えたんだな」
夏葉「ええ。収録で少し汗もかいたから」
P「そっか。……それで、えっと、本日はお招きいただき……」
夏葉「え、ええ……上がって頂戴?」
P「ああ。あとこれ、つまらないものだけど、良かったら食べてくれ」
夏葉「そんな気を遣う必要なんてないのに」
P「無理を言ってお願いしてる身でそういうわけにもいかないだろ」
夏葉「じゃあ、ありがたくいただくわね」
4: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:31:18.38 :wUNv0k9g0
P「…………」
夏葉「…………」
P「…………」
夏葉「……そ、それでなのだけれど」
P「あ、ああ」
夏葉「……心の準備はいいかしら」
P「ああ。いつでも大丈夫だ」
夏葉「そう。……私の方も、問題ないわ」
P「……その、もう、ここで……リビングでいいか?」
夏葉「ここで!?」
P「あ、だめだったか?」
夏葉「……いえ、取り乱してごめんなさい。いいわよ。私はどこでも」
P「…………」
夏葉「…………」
P「…………」
夏葉「……そ、それでなのだけれど」
P「あ、ああ」
夏葉「……心の準備はいいかしら」
P「ああ。いつでも大丈夫だ」
夏葉「そう。……私の方も、問題ないわ」
P「……その、もう、ここで……リビングでいいか?」
夏葉「ここで!?」
P「あ、だめだったか?」
夏葉「……いえ、取り乱してごめんなさい。いいわよ。私はどこでも」
5: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:31:47.79 :wUNv0k9g0
P「なんかちょっと緊張するなぁ。久々だし」
夏葉「久々……当然なのかもしれないけれど、プロデューサーにもそういう経験があるのね」
P「ああ、でも最後はかなり前だけどな」
夏葉「参考程度に具体的には何年前なのか、聞いてもいい?」
P「何年……そうだなぁ……小学生以来じゃないか」
夏葉「小学生!?」
P「そんなに驚くことか?」
夏葉「ちょっと早過ぎじゃないかしら……」
P「え、もっと前だと思ってた? それこそ幼稚園とか」
夏葉「そんなわけないでしょう!?」
P「めちゃくちゃ食い気味だな」
夏葉「食い気味にもなるわよ。もう」
P「そのときの子は、結構人懐っこい子でさ。ところ構わず触って触ってー、って子でさ」
夏葉「…………」
P「夏葉?」
夏葉「デリカシー、って言葉知ってるわよね」
P「あっ……。いや、比べるつもりはないんだ。ごめん」
夏葉「わかればいいのよ」
P「なんかちょっと緊張するなぁ。久々だし」
夏葉「久々……当然なのかもしれないけれど、プロデューサーにもそういう経験があるのね」
P「ああ、でも最後はかなり前だけどな」
夏葉「参考程度に具体的には何年前なのか、聞いてもいい?」
P「何年……そうだなぁ……小学生以来じゃないか」
夏葉「小学生!?」
P「そんなに驚くことか?」
夏葉「ちょっと早過ぎじゃないかしら……」
P「え、もっと前だと思ってた? それこそ幼稚園とか」
夏葉「そんなわけないでしょう!?」
P「めちゃくちゃ食い気味だな」
夏葉「食い気味にもなるわよ。もう」
P「そのときの子は、結構人懐っこい子でさ。ところ構わず触って触ってー、って子でさ」
夏葉「…………」
P「夏葉?」
夏葉「デリカシー、って言葉知ってるわよね」
P「あっ……。いや、比べるつもりはないんだ。ごめん」
夏葉「わかればいいのよ」
6: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:32:53.20 :wUNv0k9g0
夏葉「それにしても……プロデューサーの前の……前の子はそんな感じだったってことは、誰に対してもそうだったんじゃないかしら」
P「……おお、よくわかるな」
夏葉「ちょっと考えたらわかるわよ」
P「さすが夏葉だな」
夏葉「……ねぇ、それ、嫌だとは思わなかったの?」
P「あー。まぁ、ちょっと複雑ではあったよな。結局誰でもいいのかよ! ってさ」
夏葉「でしょうね……」
P「もう昔の話だけどな。夏葉はそんなことないか?」
夏葉「心外ね。見ればわかるでしょう? そんなに軽くないわ」
P「あはは。だよな。賢そうだもんな」
夏葉「賢い、とかそういう話ではない気がするのだけれど……」
P「そうかなぁ」
夏葉「それにしても……プロデューサーの前の……前の子はそんな感じだったってことは、誰に対してもそうだったんじゃないかしら」
P「……おお、よくわかるな」
夏葉「ちょっと考えたらわかるわよ」
P「さすが夏葉だな」
夏葉「……ねぇ、それ、嫌だとは思わなかったの?」
P「あー。まぁ、ちょっと複雑ではあったよな。結局誰でもいいのかよ! ってさ」
夏葉「でしょうね……」
P「もう昔の話だけどな。夏葉はそんなことないか?」
夏葉「心外ね。見ればわかるでしょう? そんなに軽くないわ」
P「あはは。だよな。賢そうだもんな」
夏葉「賢い、とかそういう話ではない気がするのだけれど……」
P「そうかなぁ」
7: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:33:20.92 :wUNv0k9g0
夏葉「……それじゃあ、その」
P「ああ」
夏葉「いつでもいいわよ」
P「……ああ」
夏葉「目、瞑っているわね」
P「え、そんなに嫌か?」
夏葉「嫌ではないわよ。……でも、ほら、そういうものでしょう?」
P「……そういうものなのか」
夏葉「そういうものなのよ」
P「そうか……。じゃあ、失礼して……っと」
夏葉「……それじゃあ、その」
P「ああ」
夏葉「いつでもいいわよ」
P「……ああ」
夏葉「目、瞑っているわね」
P「え、そんなに嫌か?」
夏葉「嫌ではないわよ。……でも、ほら、そういうものでしょう?」
P「……そういうものなのか」
夏葉「そういうものなのよ」
P「そうか……。じゃあ、失礼して……っと」
8: ◆TOYOUsnVr.:2019/05/19(日) 20:33:56.05 :wUNv0k9g0
夏葉「…………」
P「………………」
夏葉「…………」
P「かわいいーーー!! このもふもふ感!! カトレア―!」
夏葉「えっ」
P「夏葉から写真見せてもらったり、話を聞いたりする度に会いたかったぞー!」
夏葉「えっ……えっ????」
P「カトレアー! もふもふだなお前ー!」
夏葉「そういう話!?!?!?!?」
おわり
夏葉「…………」
P「………………」
夏葉「…………」
P「かわいいーーー!! このもふもふ感!! カトレア―!」
夏葉「えっ」
P「夏葉から写真見せてもらったり、話を聞いたりする度に会いたかったぞー!」
夏葉「えっ……えっ????」
P「カトレアー! もふもふだなお前ー!」
夏葉「そういう話!?!?!?!?」
おわり
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森きのこ
がしました
森きのこ
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