599 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:05/02/03 19:36:48 ID:Mjtmf425
丘のうえに一本の大きな木が立っていた。何百年もそこに立っていた
「僕はイツまで生きるのだろうか…。役に立たないのに。あぁ、死にたい。」
そう考えてるうちに春が来て、木の側に小さなタンポポが咲いた。
「木さん、こんにちは」
「こんにちは。小さな太陽さん」

たわいもない会話をしてるうちに夏が来た

「ねぇ、見て。わた毛が風になって飛んでくわ。キレイ‥」
「遠くまで幸せを運んでるんだね」

わた毛を見守ってるうちに秋がきた。

「見て、夕日。あの沈んだ夕日は、どこかの朝日になるのね」
「キレイだね…空がオレンジだ」

夕日に見とれてるうちに冬が近づいた

「タンポポさん、寒くなってきたね」
「……」
「タンポポさん、どうしたの?」
「…そろそろ貴方とお別れかも。短かったけど楽しかったわ。できれば、もう少し居たかったわ‥」
「そんな!死んでしまうの?僕は死にたいと思ってるのに‥君は生きたいと思ってる。僕は生きるのに、君は死んでしまう‥。
ごめんね、役に立たない僕が生き続けて‥変わってあげたいよ。」

「ねぇ…暑い日差しから私を守ってくれたのは誰?
セミさんを泊めたのは誰?
鳥さんの巣を守ったのは誰?
疲れた渡り鳥さんを休ませてくれたのは誰?
サクラを咲かせて人を幸せにしたのは誰?

ぜーんぶ、貴方よ。貴方がいなかったら私たちは、どーすればぃぃの?

役に立たないと思っていたのは貴方だけ。この世に役に立たない事は一つもない
気付いていないだけ
大丈夫。私は生まれ変わるの。
そろそろ眠くなってきた…木さん、また…会いましょ…」
「…ありがとう、タンポポさん。僕頑張るよ。だって皆が僕を頼りにしてるもんね…タンポポさん、おつかれさま。おやすみ‥」

別れを惜しむと冬がきた

(寒い。でも負けない)

くじけぬうちに、春がやってきて

そして、また小さなタンポポが咲いた
(わた毛ここにも幸せ運んでくれたんだ…)
再び聞こえる懐かしい声‥「おはよう」
「…おはよう、タンポポさん」






  1. クラスの可愛い子のスク水の臭い嗅いだ結果。。。
  2. 庭に水撒きをしてたらTシャツ&ショーパンの若い娘が通りかかったので・・・
  3. 看護士の女性陣と合コンやった結果を報告するッ!!
  4. 東北(新潟、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)に行って驚いたこと
  5. よく行く映画館のフードコートにいるいかにも ホームレスみたいな人にはお金あげてる