もこみち「なんですかそれ?」
プロデューサー「その名前の通り100年に一度自然界がくれる極上のスープだそうだ」
もこ「自然の・・・美味いんですか?」
プロ「飲むとあまりの美味さに笑顔が止まらなくなるらしい」
もこ「はぁ・・・」
プロ「このスープをつい最近完成させた料理人がいるらしいぞ」
もこ「へぇ~」
ってな感じのSSお願いします
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:40:33.84:zzT0mo6NO
もこ「レシピとかわからないんですか?」
プロ「まぁ作った人がいるんだからわからんこともないんだろうが・・・」
もこ「?」
プロ「その完成させた料理人が特許を取る気がなくてレシピも公開されないんだ」
もこ「そうですか」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:55:55.47:9hFwyNy90
プロ「ただ、完成間近までいった料理人もいるらしいぞ」
もこ「ホントですか!?じゃぁその人に聞けば・・・」
プロ「それはやめときな」
もこ「どうしてですか?」
プロ「その人がスープに入れてる食材が超高級品で
めったに手に入らんものばかりらしい」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:58:29.95:9hFwyNy90
もこ「そうですか・・・100年に一度だからそれは高級なスープなんでしょうね」
プロ「必ずしもそうとは言えないと思うぞ なんて言ったってレシピは数千にも及ぶらしい」
もこ「数千!?マジですか!?」
プロ「しかもその二人の料理人が使うレシピはそれぞれ違うらしい」
もこ「えっ?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:00:44.64:9hFwyNy90
プロ「つまりだ」
もこ「はい」
プロ「君にもセンチュリースープを完成させられる可能性があるわけだ
君が選んだ食材による 君だけの 究極のセンチュリースープがね」
もこ「なるほど・・・」
もこ「・・・センチュリースープかぁ~・・・」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:21:31.78:9hFwyNy90
プロ「おーい いるかー・・ってうわっ! なんだこりゃ!?」
もこ「あ、プロデューサーさんおはようございます」
プロ「オリーブオイルだらけじゃないか・・・なに作ってたんだ?」
もこ「その・・・この間言ってたセンチュリースープってのに興味がありまして」
プロ「センチュリースープ~???」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:32:30.34:9hFwyNy90
プロ「センチュリースープって・・・君ねぇ」
もこ「はい?」
プロ「・・・センチュリースープ飲んだことあるの?」
もこ「あ・・・」
プロ「味もわからないものを作ろうとするなんていくらなんでも無茶すぎるよ」
もこ「す、すみません・・・」
プロ「しかも迷うことなくレシピにオリーブオイルをいれるとは・・・
君らしいといえば君らしいねぇ」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:38:03.47:9hFwyNy90
プロ「そういえばセンチュリースープといえばいい話があるよ」
もこ「なんですか?」
プロ「センチュリースープを完成させたという料理人のことだよ」
もこ「え?何処のどなたですか?」
プロ「その人の名は"小松"という人で、
ホテルグルメというところでコック長を務めているんだってさ」
もこ「小松さんですか・・・日本人の方が作ったんですね」
プロ「テレビのインタビュー見た感じ小柄で話しやすそうな人だったよ」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:43:47.96:9hFwyNy90
もこ「"ホテルグルメ"ってところに行けば会えるんですね!
それじゃぁ早速今から行ってきます!!」
プロ「あ、おい!まだ話が!!」
プロ「・・・あ~あ、全く人の話も聞かないで・・・
あの店はスープが完成してから連日予約殺到だっていうのに・・・」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:49:23.11:9hFwyNy90
- HOTEL GOURMET -
もこ「ここがホテルグルメかぁ・・勢いで来ちゃったけど収録大丈夫かな
もこ「ま いっか」
ゾンゲ「はっはァーーーー!!!!」
もこ「ん?」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:03:14.79:9hFwyNy90
ゾンゲ「ここかい!伝説のスープとやらが飲めるホテルってェのわ!!
果たして伝説の味知りつくした美食屋ゾンゲ様を満足させられんのかぁ!?」
部下「いや、ゾンゲ様…ガララワニくらいしか伝説っぽいもの食べたことないのでは」
ゾンゲ「あァ!?うるせぇバカ言え!RPGで何匹も伝説のアイテム手に入れたと思ってんだァ!?」
もこ「なんだあのうるさい人・・・俺くらいの身長あんな」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:08:35.94:9hFwyNy90
ゾンゲ「早速センチュリースープとやらを飲ませて貰おうか!!」
支配人「お客様・・・申し訳ありませんが現在予約が殺到しておりまして・・・」
ゾンゲ「あァ!?なんだそりゃあ!?」
支配人「今予約をお取りになりますとスープを飲めるのは約半年後になるかと・・・」
ゾンゲ「おいおい予約必須とか聞いてねぇぞ!ふざけんなゴラァ!!」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:11:46.91:9hFwyNy90
もこ「(予約で半年待ち?マジかよ…そんな人気のあるスープなのか)」
もこ「せっかくセンチュリースープを飲みに来たのに・・・」
???「センチュリースープがどうかしたか?」
もこ「えっ?(なっ・・・この人デカ!)」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:17:09.12:9hFwyNy90
トリコ「お前さん センチュリースープを飲みに来たのか?」
もこ「は、はい…でも予約を取っていなかったものでして」
トリコ「あー、小松のスープは完成してから大人気だからなぁ
なんせ各国の大統領クラスの人が毎日足を運ぶくらいだ
今予約したとしても相当待たなきゃならんと思うぞ」
もこ「そうなんですか…」
トリコ「それに、小松のスープは俺のフルコースメニューの一つだからな!」
もこ「フルコース?」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:26:33.06:9hFwyNy90
トリコ「俺は俺自身の人生のフルコースメニューを作る為に旅をしている美食屋さ
トリコってんだ」
もこ「美食屋・・・ですか」
トリコ「おまえは普段料理人かなにかやってるな?今度俺に飯食わせてくれよ」
もこ「え?どうしてわかったんですか?」
トリコ「なぁに俺の おまえさんの手から食材の匂いがプンプンと漂ってな
特にオリーブオイルの匂いがハンパじゃない」
もこ「す・・・すごい!」
トリコ「おまえ 名前はなんていうんだ」
もこ「あ、僕はもこみちといいます MOCO'Sキッチンという番組で料理を作ってます」
トリコ「おお~ あの人気番組の!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:28:06.32:DDOcFWWg0
トリコ「しかしなんでスープを飲みに来たんだ?それも予約がいるとも知らずに」
もこ「あ、えっと・・実は僕も自分の力でセンチュリースープ完成を目指そうと思いまして・・・」
トリコ「おぉ~!!」
もこ「ただ、肝心の味が分からないと作ることが出来ないので、それで・・・」
トリコ「そいつはすげぇ!俺のフルコースメニューを作れる奴が二人なるかもしれないってか!」
トリコ「言っとくがセンチュリースープを作るのは相当な技術がいるぞ~
なんってったってあの小松ですら完成まで相当な月日がかかったんだからな」
もこ「そうなんですか」
トリコ「小松は他の料理人にはない才能がある その小松ですら、だ」
もこ「(凄いスープ作りにチャレンジしようとしちゃったんだな…)」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:44:42.26:9hFwyNy90
トリコ「そうかそうか!美味いスープが飲みたくなって
ついつい予約が必要とも知らずに来ちまったんだな!」
もこ「は、はい」
トリコ「"思い立ったが吉日"、俺はお前のその行動力が気に入った!
その心意気に免じて俺が特別に小松に頼んでやるよ」
もこ「ほ、本当ですか!?」
トリコ「今日をきっかけに将来小松の良きライバルになるかもしれんな 頑張れよもこみち」
もこ「ありがとうございます!トリコさん!」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:53:26.58:9hFwyNy90
ゾンゲ「だから通販で予約した奴よりも店に並んで買いに来た方がかっけーだろ!?
だから先に俺にスープ飲ませんのが常識だろうがゴラァ!!?」
部下「ゾンゲ様、理由がめちゃくちゃすぎます・・・」
もこ「あの人まだ粘ってたんだ・・・」
トリコ「おや・・・あいつは確か」
トリコ「よぉ また会ったな」
ゾンゲ「あ、美食屋気どり!!」
もこ「知り合いなんですか?」
トリコ「あぁ マグワイヤってんだ 一応美食屋らしい」
ゾンゲ「誰だよ!?俺様はゾンゲだ!!いい加減名前覚えろ!!あと"一応"ってなんだコラァ!!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:07:34.00:9hFwyNy90
トリコ「もしかして、お前もスープを飲みに来たの?」
ゾンゲ「そうだ!なのにこの支配人が俺を入れてくれねんだよ!!」
支配人「ですから、お客様は予約を取られてないので…」
ゾンゲ「俺は徹夜でワクワクしながら待ってゲーム買う派なんだよ!!」
トリコ「ん~・・・」
トリコ「よし、分かったゾンビ君。お前にもセンチュリースープ飲ませてやるよ」
ゾンゲ「本当かおい!!?」
トリコ「あぁ ただし、また今度な」
ゾンゲ「な、なんでだァ!?」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:12:26.42:9hFwyNy90
トリコ「俺が小松にお願いしてやってもいいんだが、あいにく今日は先客がいるんだ」
ゾンゲ「なんだと!? …まさかその先客ってのは後ろの兄ちゃんか?」
トリコ「あぁ もこみちってんだ」
もこ「ど、どうも」
ゾンゲ「なんでこんな優男が良くて俺はダメなんだァ!?」
トリコ「こいつはセンチュリースープの味を勉強しに来たんだ
でもゾンビ君がいるとうるさくて勉強に集中できん だからダメだ」
ゾンゲ「ふざけんなゴラァ!!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:20:32.37:9hFwyNy90
ゾンゲ「あんまり俺を怒らせると俺の必殺技 ゾンゲスマッシュの餌食になるぜ兄ちゃんよ」
もこ「(やべぇ・・あんなデカイ斧振り回せる力あんのかよ)」
ゾンゲ「大人しく俺にスーp」
シュコン
もこ「・・・え?」
ゾンゲ「か・・・身体が動かねぇ・・・?」
部下「ぞ、ゾンゲ様ぁ~~~!!」
トリコ「わりぃな!小松には俺が言っておくからよ!また来いよ!」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:25:28.06:9hFwyNy90
トリコ「さぁ 小松のところへ行こうぜ!もこみち」
もこ「あ、は、はい」
もこ「あの・・・トリコさん」
トリコ「ん?」
もこ「さっきゾンビさんに一体何をしたんですか?」
トリコ「ノッキングってやつだ」
もこ「ノッキング?」
トリコ「簡単にいえば身体をマヒさせてやったんだ
お前も魚をさばく時とかよくやるだろ?」
もこ「そういえば・・・ときどきやりますね」
もこ「(オリーブオイル使う方が得意だけど)」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:30:13.61:KS9D8FPd0
トリコ「ここがホテルグルメの厨房だ!ここに小松がいるぞ!」
もこ「ここにあのセンチュリースープを完成させた小松さんが・・・」
トリコ「おーい小松ー!来てやったぞー!」
小松「あ、トリコさん!いらっしゃい!」
トリコ「今日も店が大繁盛してるじゃねーか」
小松「はい!おかげさまで今日もスープを飲みに来て下さるお客さんでいっぱいです」
トリコ「そうかそうか ところで小松 今日はちょっと頼みがあるんだ」
小松「トリコさんの頼みですか?なんでしょうか」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:38:21.20:9hFwyNy90
もこ「(この人が・・・あのセンチュリースープを)」
トリコ「実はな この男が是非小松のスープを飲みたいって張り切っててな」
小松「このお方は・・・?」
もこ「初めまして もこみちといいます」
小松「ももももも…もこみち!!!? もこみちってもしかして…
MOCO'Sキッチンで有名なあのもこみちさんですかぁぁぁぁ!?!?
オリーブオイルを使わせたら右に出るものはいない、
超超超・有名な方じゃないですかぁぁぁぁぁ!!!!」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:42:30.62:ESpQd02r0
トリコ「よかったなもこみち!小松も知ってるぐらい有名人じゃねぇか!」
もこ「いえいえ、そんな・・・ありがとうございます」
小松「まさかトリコさん もこみちさんの事知らなかったんですか?」
トリコ「いや、番組名だけはココから聞かされてたんだけどな
あいつの占いによると番組が人気になる確率が98%とか言ってたのを思い出した」
小松「こんな素敵な料理人さんまで僕の名が知れ渡ってたなんて感激です・・・!
もこみちさん宜しくお願いします!」
トリコ「それでな小松、 頼みってのはもこみちにスープを飲ませてやって欲しいんだ」
もこ「お願いします」
小松「え?今日ですか?」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:54:38.50:9hFwyNy90
トリコ「無理な頼みを言ってるのはわかる だがな小松
もこみちにはある大きな夢があるんだ」
小松「夢、ですか?」
トリコ「あぁ その夢ってのはな・・・センチュリースープを完成させることなんだ」
小松「せ、センチュリースープをですか!」
もこ「小松さんが完成させたスープを元に勉強させてほしいんです!」
トリコ「そういうわけなんでスープを飲ませてやってくれねぇか?」
小松「なるほど そういうことでしたか」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:02:19.47:9hFwyNy90
小松「あの・・・トリコさん」
トリコ「なんだ?」
小松「スープを飲ませる前にその・・・もこみちさんとお話したいな~なんて」
もこ「えっ!?」
小松「いや~~…僕のクセなんですがこれだけの超有名人が目の前に現れると
どうしてもテンションギガギガになっちゃうもので…ハハハ」
トリコ「そうか まぁもこみちも小松から色々と教わるいい機会だろう
料理人同士ゆっくり語り合ってくるといいさ」
小松「ありがとうございます!」
トリコ「その代わり後でたっぷり飯おごってくれよな お代はツケで宜しく」
小松「そ、そんな~~」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:08:15.72:9hFwyNy90
- 厨房 -
もこ「宜しくお願いします 小松シェフ」
小松「宜しくお願いしますね もこみちさん」
もこ「ここが小松シェフが調理をしている厨房かぁ・・・」
小松「そういえばあまり他の料理人さんを
厨房に招待したことは無かったかも知れませんね」
もこ「この包丁なんか特に綺麗ですね」
小松「ハイ!この包丁は僕が修行時代からずっと使ってる大事な包丁です!」
もこ「(使用する調理器具に情熱を込める人なんだなぁ)」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:17:26.03:9hFwyNy90
小松「そういえばもこみちさん!」
もこ「はい」
小松「この間の放送見ましたよ~~」
もこ「どの料理を作った回ですかね?」
小松「大豆のコロッケを作ったやつです!!」
もこ「あ~、あの回ですね あれは僕の超自信作なんです」
小松「酸化しにくいオリーブオイルはサラダ油より繰り返し使えますからね!
そのオリーブオイルでコロッケを揚げて適度に油を切った後、
仕上げにオリーブオイルをかけるとは!感動しました!!
もこ「僕の必殺技ですね」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:22:08.74:9hFwyNy90
小松「この間僕が発見したモルス油っていうのも凄く良質な油なのですが
オリーブオイルはそのモルス油に全く引けを取らないと思ってます!」
もこ「オリーブオイルは健康で汎用性高いですよね」
もこ「(さすが小松シェフだ オリーブオイルの良さが分かる人で助かる)」
小松「ところでもこみちさん」
もこ「はい?」
小松「もこみちさんの番組を毎回見ていてふと思ったのですが」
もこ「はい」
小松「もこみちさんの料理・・・オリーブオイルを使いすぎじゃないかなと思うです」
もこ「えっ!?」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:29:10.93:9hFwyNy90
小松「あ、ごめんなさい 僕が言いたかったことはですね
オリーブオイルを使わない料理を見せて欲しいという意味ではないんです」
もこ「は、はぁ」
小松「"オリーブオイルを使った料理を二度と作るな"なんて思う視聴者は
きっとこの世にいませんよ 毎週楽しみにしてくれてますよ」
もこ「(そんなにオリーブオイルばっかだったかな・・?)」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:30:02.00:pxHW2N/A0
小松「僕はある人と出会ってある大切な事が分かったんです」
もこ「大切な事・・・料理を作る上で、ですか?」
小松「はい その人と会うまではそんなこと気にもしたことがありませんでした」
もこ「小松シェフが尊敬する人・・・トリコさんですか?」
小松「いえ、トリコさんの旅に同行していて僕に色々教えてくれましたが
トリコさんではありません」
もこ「では一体誰が・・?」
小松「その方は・・・美食人間国宝の一人、節乃さんです」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:43:00.81:9hFwyNy90
小松「"毎回オリーブオイルばかり使わないでほしい" と思う気持ち
きっとそれを感じているのは視聴者ではないと僕は思うんです」
もこ「視聴者以外の人・・・?」
小松「誰だと思います?もこみちさん」
もこ「え?番組スタッフさんですか?」
小松「違います」
もこ「僕??」
小松「違います」
もこ「え・・あと誰だろう・・恋人とか大切に想っている人とかですか?」
小松「違いますねぇ~ もこみちさんさりげなく恋人自慢してます?」
もこ「いえ違います(小松シェフは彼女いない歴=年齢の人か)」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:44:44.95:r6Jylxhk0
小松「答えは・・・人間ではありません 調理される"食材"ですよ」
もこ「食材・・?」
小松「もこみちさんは番組で作る料理はご自分で決めているのですか?」
もこ「え?そうですね・・・まず視聴者の方からリクエストがきて、
その中からスタッフさん達とどれにしようか選んで・・・
まぁ最終的に僕の気分で決まりますが」
小松「なるほど・・・僕も自分で作る料理を決めて、
その後に必要な食材を揃えて調理を開始していました」
小松「でもある日節乃さんにこう言われたんです
"食材が客や料理人を選んでいる" と」
もこ「・・食材が・・!?」
小松「センチュリースープを完成させた今だからわかるんです
節乃さんがおっしゃったその言葉の意味が」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:59:50.56:9hFwyNy90
小松「ですからね もこみちさん」
もこ「はい」
小松「もこみちさんがオリーブオイルを使いたいのは良くわかるのですが
ひょっとするとオリーブオイルが"今日は使わないで"って訴えてるかも知れないんです」
もこ「そうだったのか・・・」
小松「だから これからは視聴者の声だけでなく
料理を作る前に食材達の声を聞いてご機嫌を伺ってみてください」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:02:56.36:9hFwyNy90
もこ「食材の声・・難しそうだな・・・」
小松「大丈夫です!もこみちさんならきっと出来ますよ!!」
もこ「小松シェフ・・!わかりました!僕、頑張ります!」
小松「頑張ってください!応援してます!」
小松「それでは少々お待ち下さい センチュリースープを用意しますね!」
もこ「あ、ありがとうございます!」
もこ「(いよいよ伝説のスープとご対面か・・!)」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:09:05.66:9hFwyNy90
もこ「小松シェフの話感動しちゃったなぁ・・・次の収録どうしようかな・・・」
小松「もこみちさん!お待たせいたしました!」
もこ「あ、小松シェフ!」
小松「トリコさんのフルコースメニューのスープ、"センチュリースープ"をお持ちしました」
小松「太古の味を再現したこのスープを是非!
目で、鼻で、耳で、口で、舌で、全身で楽しんでください!」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:13:46.12:9hFwyNy90
もこ「なっ!?蓋を開けたらホテルの中なのにオーロラが!?す、すごい・・・」
小松「本場のセンチュリースープは極寒の地アイスヘルでもオーロラが出現するんですよ」
もこ「すごい!鼻から香る匂いも…何百もの食材が!なのにスープは透き通っている!」
小松「飲んだらきっと満面の笑みになりますよ」
もこ「小松シェフ、どうもありがとうございます」
もこ「では・・センチュリースープ、いただきます!」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:21:10.32:9hFwyNy90
― ゴクッ ―
もこ「( !!!??? なんだ!?スープは透き通っていたのに
あっさりしているかと思えば・・・なんて濃厚なスープだ!!
オリーブオイルをブレンドして飲んでいたのとはわけが違う!!
口に含んだ瞬間から徐々に何百もの食材の味が広がって・・・
時間が経つほどにそのスープの美味しさに・・・
顔が! 目尻が! 口角が! 笑顔に・・・! )」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:22:20.79:9hFwyNy90
美味しすぎて・・・ 満足すぎて・・・
ニヤけちまう~~
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:22:49.12:Kl1gFSOo0
― こうして、もこみちは川越シェフへと進化した ―
~ fin ~
すみません 俺の文才じゃもう無理です(´・ω・`)
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:23:19.89:LISmd17Q0
前菜・・・オリーブオイル
スープ・・・オリーブオイル
魚料理・・・オリーブオイル
肉料理・・・オリーブオイル
メイン・・・オリーブオイル
サラダ・・・オリーブオイル
デザート・・・オリーブオイル
ドリンク・・・オリーブオイル
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:42:04.20:+nvkyXi/0スープ・・・オリーブオイル
魚料理・・・オリーブオイル
肉料理・・・オリーブオイル
メイン・・・オリーブオイル
サラダ・・・オリーブオイル
デザート・・・オリーブオイル
ドリンク・・・オリーブオイル
体液が全てオリーブオイルの豚
オリーブタ
三種のチーズを身体に蓄えたカニ
チーズワイガニ
何を頼んでも無視をする虫
リクエスト無視ムシ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:52:50.67:9hFwyNy90オリーブタ
三種のチーズを身体に蓄えたカニ
チーズワイガニ
何を頼んでも無視をする虫
リクエスト無視ムシ
もこ「レシピとかわからないんですか?」
プロ「まぁ作った人がいるんだからわからんこともないんだろうが・・・」
もこ「?」
プロ「その完成させた料理人が特許を取る気がなくてレシピも公開されないんだ」
もこ「そうですか」
プロ「ただ、完成間近までいった料理人もいるらしいぞ」
もこ「ホントですか!?じゃぁその人に聞けば・・・」
プロ「それはやめときな」
もこ「どうしてですか?」
プロ「その人がスープに入れてる食材が超高級品で
めったに手に入らんものばかりらしい」
もこ「そうですか・・・100年に一度だからそれは高級なスープなんでしょうね」
プロ「必ずしもそうとは言えないと思うぞ なんて言ったってレシピは数千にも及ぶらしい」
もこ「数千!?マジですか!?」
プロ「しかもその二人の料理人が使うレシピはそれぞれ違うらしい」
もこ「えっ?」
プロ「つまりだ」
もこ「はい」
プロ「君にもセンチュリースープを完成させられる可能性があるわけだ
君が選んだ食材による 君だけの 究極のセンチュリースープがね」
もこ「なるほど・・・」
もこ「・・・センチュリースープかぁ~・・・」
正直俺番組見たことないからどう書けばいいのやら
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:22:28.58:2zfYDWpHP
公式で観れるよ
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:29:55.77:9hFwyNy90プロ「おーい いるかー・・ってうわっ! なんだこりゃ!?」
もこ「あ、プロデューサーさんおはようございます」
プロ「オリーブオイルだらけじゃないか・・・なに作ってたんだ?」
もこ「その・・・この間言ってたセンチュリースープってのに興味がありまして」
プロ「センチュリースープ~???」
プロ「センチュリースープって・・・君ねぇ」
もこ「はい?」
プロ「・・・センチュリースープ飲んだことあるの?」
もこ「あ・・・」
プロ「味もわからないものを作ろうとするなんていくらなんでも無茶すぎるよ」
もこ「す、すみません・・・」
プロ「しかも迷うことなくレシピにオリーブオイルをいれるとは・・・
君らしいといえば君らしいねぇ」
プロ「そういえばセンチュリースープといえばいい話があるよ」
もこ「なんですか?」
プロ「センチュリースープを完成させたという料理人のことだよ」
もこ「え?何処のどなたですか?」
プロ「その人の名は"小松"という人で、
ホテルグルメというところでコック長を務めているんだってさ」
もこ「小松さんですか・・・日本人の方が作ったんですね」
プロ「テレビのインタビュー見た感じ小柄で話しやすそうな人だったよ」
もこ「"ホテルグルメ"ってところに行けば会えるんですね!
それじゃぁ早速今から行ってきます!!」
プロ「あ、おい!まだ話が!!」
プロ「・・・あ~あ、全く人の話も聞かないで・・・
あの店はスープが完成してから連日予約殺到だっていうのに・・・」
- HOTEL GOURMET -
もこ「ここがホテルグルメかぁ・・勢いで来ちゃったけど収録大丈夫かな
もこ「ま いっか」
ゾンゲ「はっはァーーーー!!!!」
もこ「ん?」
ゾンゲ「ここかい!伝説のスープとやらが飲めるホテルってェのわ!!
果たして伝説の味知りつくした美食屋ゾンゲ様を満足させられんのかぁ!?」
部下「いや、ゾンゲ様…ガララワニくらいしか伝説っぽいもの食べたことないのでは」
ゾンゲ「あァ!?うるせぇバカ言え!RPGで何匹も伝説のアイテム手に入れたと思ってんだァ!?」
もこ「なんだあのうるさい人・・・俺くらいの身長あんな」
ゾンゲ「早速センチュリースープとやらを飲ませて貰おうか!!」
支配人「お客様・・・申し訳ありませんが現在予約が殺到しておりまして・・・」
ゾンゲ「あァ!?なんだそりゃあ!?」
支配人「今予約をお取りになりますとスープを飲めるのは約半年後になるかと・・・」
ゾンゲ「おいおい予約必須とか聞いてねぇぞ!ふざけんなゴラァ!!」
もこ「(予約で半年待ち?マジかよ…そんな人気のあるスープなのか)」
もこ「せっかくセンチュリースープを飲みに来たのに・・・」
???「センチュリースープがどうかしたか?」
もこ「えっ?(なっ・・・この人デカ!)」
トリコ「お前さん センチュリースープを飲みに来たのか?」
もこ「は、はい…でも予約を取っていなかったものでして」
トリコ「あー、小松のスープは完成してから大人気だからなぁ
なんせ各国の大統領クラスの人が毎日足を運ぶくらいだ
今予約したとしても相当待たなきゃならんと思うぞ」
もこ「そうなんですか…」
トリコ「それに、小松のスープは俺のフルコースメニューの一つだからな!」
もこ「フルコース?」
トリコ「俺は俺自身の人生のフルコースメニューを作る為に旅をしている美食屋さ
トリコってんだ」
もこ「美食屋・・・ですか」
トリコ「おまえは普段料理人かなにかやってるな?今度俺に飯食わせてくれよ」
もこ「え?どうしてわかったんですか?」
トリコ「なぁに俺の おまえさんの手から食材の匂いがプンプンと漂ってな
特にオリーブオイルの匂いがハンパじゃない」
もこ「す・・・すごい!」
トリコ「おまえ 名前はなんていうんだ」
もこ「あ、僕はもこみちといいます MOCO'Sキッチンという番組で料理を作ってます」
トリコ「おお~ あの人気番組の!」
あの人気番組wwww
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 20:39:52.07:9hFwyNy90トリコ「しかしなんでスープを飲みに来たんだ?それも予約がいるとも知らずに」
もこ「あ、えっと・・実は僕も自分の力でセンチュリースープ完成を目指そうと思いまして・・・」
トリコ「おぉ~!!」
もこ「ただ、肝心の味が分からないと作ることが出来ないので、それで・・・」
トリコ「そいつはすげぇ!俺のフルコースメニューを作れる奴が二人なるかもしれないってか!」
トリコ「言っとくがセンチュリースープを作るのは相当な技術がいるぞ~
なんってったってあの小松ですら完成まで相当な月日がかかったんだからな」
もこ「そうなんですか」
トリコ「小松は他の料理人にはない才能がある その小松ですら、だ」
もこ「(凄いスープ作りにチャレンジしようとしちゃったんだな…)」
トリコ「そうかそうか!美味いスープが飲みたくなって
ついつい予約が必要とも知らずに来ちまったんだな!」
もこ「は、はい」
トリコ「"思い立ったが吉日"、俺はお前のその行動力が気に入った!
その心意気に免じて俺が特別に小松に頼んでやるよ」
もこ「ほ、本当ですか!?」
トリコ「今日をきっかけに将来小松の良きライバルになるかもしれんな 頑張れよもこみち」
もこ「ありがとうございます!トリコさん!」
ゾンゲ「だから通販で予約した奴よりも店に並んで買いに来た方がかっけーだろ!?
だから先に俺にスープ飲ませんのが常識だろうがゴラァ!!?」
部下「ゾンゲ様、理由がめちゃくちゃすぎます・・・」
もこ「あの人まだ粘ってたんだ・・・」
トリコ「おや・・・あいつは確か」
トリコ「よぉ また会ったな」
ゾンゲ「あ、美食屋気どり!!」
もこ「知り合いなんですか?」
トリコ「あぁ マグワイヤってんだ 一応美食屋らしい」
ゾンゲ「誰だよ!?俺様はゾンゲだ!!いい加減名前覚えろ!!あと"一応"ってなんだコラァ!!」
トリコ「もしかして、お前もスープを飲みに来たの?」
ゾンゲ「そうだ!なのにこの支配人が俺を入れてくれねんだよ!!」
支配人「ですから、お客様は予約を取られてないので…」
ゾンゲ「俺は徹夜でワクワクしながら待ってゲーム買う派なんだよ!!」
トリコ「ん~・・・」
トリコ「よし、分かったゾンビ君。お前にもセンチュリースープ飲ませてやるよ」
ゾンゲ「本当かおい!!?」
トリコ「あぁ ただし、また今度な」
ゾンゲ「な、なんでだァ!?」
トリコ「俺が小松にお願いしてやってもいいんだが、あいにく今日は先客がいるんだ」
ゾンゲ「なんだと!? …まさかその先客ってのは後ろの兄ちゃんか?」
トリコ「あぁ もこみちってんだ」
もこ「ど、どうも」
ゾンゲ「なんでこんな優男が良くて俺はダメなんだァ!?」
トリコ「こいつはセンチュリースープの味を勉強しに来たんだ
でもゾンビ君がいるとうるさくて勉強に集中できん だからダメだ」
ゾンゲ「ふざけんなゴラァ!!」
ゾンゲ「あんまり俺を怒らせると俺の必殺技 ゾンゲスマッシュの餌食になるぜ兄ちゃんよ」
もこ「(やべぇ・・あんなデカイ斧振り回せる力あんのかよ)」
ゾンゲ「大人しく俺にスーp」
シュコン
もこ「・・・え?」
ゾンゲ「か・・・身体が動かねぇ・・・?」
部下「ぞ、ゾンゲ様ぁ~~~!!」
トリコ「わりぃな!小松には俺が言っておくからよ!また来いよ!」
トリコ「さぁ 小松のところへ行こうぜ!もこみち」
もこ「あ、は、はい」
もこ「あの・・・トリコさん」
トリコ「ん?」
もこ「さっきゾンビさんに一体何をしたんですか?」
トリコ「ノッキングってやつだ」
もこ「ノッキング?」
トリコ「簡単にいえば身体をマヒさせてやったんだ
お前も魚をさばく時とかよくやるだろ?」
もこ「そういえば・・・ときどきやりますね」
もこ「(オリーブオイル使う方が得意だけど)」
既に習得済み……だと!?
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:30:47.30:9hFwyNy90トリコ「ここがホテルグルメの厨房だ!ここに小松がいるぞ!」
もこ「ここにあのセンチュリースープを完成させた小松さんが・・・」
トリコ「おーい小松ー!来てやったぞー!」
小松「あ、トリコさん!いらっしゃい!」
トリコ「今日も店が大繁盛してるじゃねーか」
小松「はい!おかげさまで今日もスープを飲みに来て下さるお客さんでいっぱいです」
トリコ「そうかそうか ところで小松 今日はちょっと頼みがあるんだ」
小松「トリコさんの頼みですか?なんでしょうか」
もこ「(この人が・・・あのセンチュリースープを)」
トリコ「実はな この男が是非小松のスープを飲みたいって張り切っててな」
小松「このお方は・・・?」
もこ「初めまして もこみちといいます」
小松「ももももも…もこみち!!!? もこみちってもしかして…
MOCO'Sキッチンで有名なあのもこみちさんですかぁぁぁぁ!?!?
オリーブオイルを使わせたら右に出るものはいない、
超超超・有名な方じゃないですかぁぁぁぁぁ!!!!」
さすがもこみち
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 21:45:50.46:9hFwyNy90トリコ「よかったなもこみち!小松も知ってるぐらい有名人じゃねぇか!」
もこ「いえいえ、そんな・・・ありがとうございます」
小松「まさかトリコさん もこみちさんの事知らなかったんですか?」
トリコ「いや、番組名だけはココから聞かされてたんだけどな
あいつの占いによると番組が人気になる確率が98%とか言ってたのを思い出した」
小松「こんな素敵な料理人さんまで僕の名が知れ渡ってたなんて感激です・・・!
もこみちさん宜しくお願いします!」
トリコ「それでな小松、 頼みってのはもこみちにスープを飲ませてやって欲しいんだ」
もこ「お願いします」
小松「え?今日ですか?」
トリコ「無理な頼みを言ってるのはわかる だがな小松
もこみちにはある大きな夢があるんだ」
小松「夢、ですか?」
トリコ「あぁ その夢ってのはな・・・センチュリースープを完成させることなんだ」
小松「せ、センチュリースープをですか!」
もこ「小松さんが完成させたスープを元に勉強させてほしいんです!」
トリコ「そういうわけなんでスープを飲ませてやってくれねぇか?」
小松「なるほど そういうことでしたか」
小松「あの・・・トリコさん」
トリコ「なんだ?」
小松「スープを飲ませる前にその・・・もこみちさんとお話したいな~なんて」
もこ「えっ!?」
小松「いや~~…僕のクセなんですがこれだけの超有名人が目の前に現れると
どうしてもテンションギガギガになっちゃうもので…ハハハ」
トリコ「そうか まぁもこみちも小松から色々と教わるいい機会だろう
料理人同士ゆっくり語り合ってくるといいさ」
小松「ありがとうございます!」
トリコ「その代わり後でたっぷり飯おごってくれよな お代はツケで宜しく」
小松「そ、そんな~~」
- 厨房 -
もこ「宜しくお願いします 小松シェフ」
小松「宜しくお願いしますね もこみちさん」
もこ「ここが小松シェフが調理をしている厨房かぁ・・・」
小松「そういえばあまり他の料理人さんを
厨房に招待したことは無かったかも知れませんね」
もこ「この包丁なんか特に綺麗ですね」
小松「ハイ!この包丁は僕が修行時代からずっと使ってる大事な包丁です!」
もこ「(使用する調理器具に情熱を込める人なんだなぁ)」
小松「そういえばもこみちさん!」
もこ「はい」
小松「この間の放送見ましたよ~~」
もこ「どの料理を作った回ですかね?」
小松「大豆のコロッケを作ったやつです!!」
もこ「あ~、あの回ですね あれは僕の超自信作なんです」
小松「酸化しにくいオリーブオイルはサラダ油より繰り返し使えますからね!
そのオリーブオイルでコロッケを揚げて適度に油を切った後、
仕上げにオリーブオイルをかけるとは!感動しました!!
もこ「僕の必殺技ですね」
小松「この間僕が発見したモルス油っていうのも凄く良質な油なのですが
オリーブオイルはそのモルス油に全く引けを取らないと思ってます!」
もこ「オリーブオイルは健康で汎用性高いですよね」
もこ「(さすが小松シェフだ オリーブオイルの良さが分かる人で助かる)」
小松「ところでもこみちさん」
もこ「はい?」
小松「もこみちさんの番組を毎回見ていてふと思ったのですが」
もこ「はい」
小松「もこみちさんの料理・・・オリーブオイルを使いすぎじゃないかなと思うです」
もこ「えっ!?」
小松「あ、ごめんなさい 僕が言いたかったことはですね
オリーブオイルを使わない料理を見せて欲しいという意味ではないんです」
もこ「は、はぁ」
小松「"オリーブオイルを使った料理を二度と作るな"なんて思う視聴者は
きっとこの世にいませんよ 毎週楽しみにしてくれてますよ」
もこ「(そんなにオリーブオイルばっかだったかな・・?)」
小松wwwGJwwwwww
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:37:13.11:9hFwyNy90小松「僕はある人と出会ってある大切な事が分かったんです」
もこ「大切な事・・・料理を作る上で、ですか?」
小松「はい その人と会うまではそんなこと気にもしたことがありませんでした」
もこ「小松シェフが尊敬する人・・・トリコさんですか?」
小松「いえ、トリコさんの旅に同行していて僕に色々教えてくれましたが
トリコさんではありません」
もこ「では一体誰が・・?」
小松「その方は・・・美食人間国宝の一人、節乃さんです」
小松「"毎回オリーブオイルばかり使わないでほしい" と思う気持ち
きっとそれを感じているのは視聴者ではないと僕は思うんです」
もこ「視聴者以外の人・・・?」
小松「誰だと思います?もこみちさん」
もこ「え?番組スタッフさんですか?」
小松「違います」
もこ「僕??」
小松「違います」
もこ「え・・あと誰だろう・・恋人とか大切に想っている人とかですか?」
小松「違いますねぇ~ もこみちさんさりげなく恋人自慢してます?」
もこ「いえ違います(小松シェフは彼女いない歴=年齢の人か)」
食材の声…か
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 22:53:55.61:9hFwyNy90小松「答えは・・・人間ではありません 調理される"食材"ですよ」
もこ「食材・・?」
小松「もこみちさんは番組で作る料理はご自分で決めているのですか?」
もこ「え?そうですね・・・まず視聴者の方からリクエストがきて、
その中からスタッフさん達とどれにしようか選んで・・・
まぁ最終的に僕の気分で決まりますが」
小松「なるほど・・・僕も自分で作る料理を決めて、
その後に必要な食材を揃えて調理を開始していました」
小松「でもある日節乃さんにこう言われたんです
"食材が客や料理人を選んでいる" と」
もこ「・・食材が・・!?」
小松「センチュリースープを完成させた今だからわかるんです
節乃さんがおっしゃったその言葉の意味が」
小松「ですからね もこみちさん」
もこ「はい」
小松「もこみちさんがオリーブオイルを使いたいのは良くわかるのですが
ひょっとするとオリーブオイルが"今日は使わないで"って訴えてるかも知れないんです」
もこ「そうだったのか・・・」
小松「だから これからは視聴者の声だけでなく
料理を作る前に食材達の声を聞いてご機嫌を伺ってみてください」
もこ「食材の声・・難しそうだな・・・」
小松「大丈夫です!もこみちさんならきっと出来ますよ!!」
もこ「小松シェフ・・!わかりました!僕、頑張ります!」
小松「頑張ってください!応援してます!」
小松「それでは少々お待ち下さい センチュリースープを用意しますね!」
もこ「あ、ありがとうございます!」
もこ「(いよいよ伝説のスープとご対面か・・!)」
もこ「小松シェフの話感動しちゃったなぁ・・・次の収録どうしようかな・・・」
小松「もこみちさん!お待たせいたしました!」
もこ「あ、小松シェフ!」
小松「トリコさんのフルコースメニューのスープ、"センチュリースープ"をお持ちしました」
小松「太古の味を再現したこのスープを是非!
目で、鼻で、耳で、口で、舌で、全身で楽しんでください!」
もこ「なっ!?蓋を開けたらホテルの中なのにオーロラが!?す、すごい・・・」
小松「本場のセンチュリースープは極寒の地アイスヘルでもオーロラが出現するんですよ」
もこ「すごい!鼻から香る匂いも…何百もの食材が!なのにスープは透き通っている!」
小松「飲んだらきっと満面の笑みになりますよ」
もこ「小松シェフ、どうもありがとうございます」
もこ「では・・センチュリースープ、いただきます!」
― ゴクッ ―
もこ「( !!!??? なんだ!?スープは透き通っていたのに
あっさりしているかと思えば・・・なんて濃厚なスープだ!!
オリーブオイルをブレンドして飲んでいたのとはわけが違う!!
口に含んだ瞬間から徐々に何百もの食材の味が広がって・・・
時間が経つほどにそのスープの美味しさに・・・
顔が! 目尻が! 口角が! 笑顔に・・・! )」
美味しすぎて・・・ 満足すぎて・・・
ニヤけちまう~~
ワロタwwww
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:23:04.11:9hFwyNy90― こうして、もこみちは川越シェフへと進化した ―
~ fin ~
すみません 俺の文才じゃもう無理です(´・ω・`)
え
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:24:42.40:RZJlr5aS0
は?
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:25:20.47:i1HjcICO0
おい
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:26:42.33:pxHW2N/A0
いや悪くないと思う 乙wwwwwwwww
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 23:29:50.38:9hFwyNy90
スマン センチュリースープ完成まで書く体力と才能がもうないんだ
疲れたよパトラッシュ
疲れたよパトラッシュ
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GJ!