795:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:01:20 :HPI
〜浜辺〜
※水着の撮影に南の海へとやってきた加蓮。
前回のPの営業の成果ですね。
【休憩時間・ぷちかれ編】
加蓮「ふぅ………暑いね……」
ぷちかれ「カレン アツアツ?」
加蓮「そうだね〜、ちょっと体が火照って来てるかも」
ぷちかれ「マッテテー」
加蓮「あ、ぷちかれ? どこ行くのー、おーい」
〜浜辺〜
※水着の撮影に南の海へとやってきた加蓮。
前回のPの営業の成果ですね。
【休憩時間・ぷちかれ編】
加蓮「ふぅ………暑いね……」
ぷちかれ「カレン アツアツ?」
加蓮「そうだね〜、ちょっと体が火照って来てるかも」
ぷちかれ「マッテテー」
加蓮「あ、ぷちかれ? どこ行くのー、おーい」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
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796:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:01:36 :HPI
ぷちかれ「サクセンカイギ!」
「「「「ナマイモー!」」」」オーッ
ぷちかれ「カレン アツアツ タイヘン」
ぷちかれB「オネツ アル?」
ぷちかれ「ナイヨ」
ぷちかれB「アナホレバ スズシイヨ」
ぷちかれC「モグレバ カイテキ」
ぷちかれ「プチカレ ホッテー!」
「「「「ナマイモー!」」」」オーッ
ぷちかれ「サクセンカイギ!」
「「「「ナマイモー!」」」」オーッ
ぷちかれ「カレン アツアツ タイヘン」
ぷちかれB「オネツ アル?」
ぷちかれ「ナイヨ」
ぷちかれB「アナホレバ スズシイヨ」
ぷちかれC「モグレバ カイテキ」
ぷちかれ「プチカレ ホッテー!」
「「「「ナマイモー!」」」」オーッ
797:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:01:57 :HPI
ぷちかれ達「ポテテテテ!」ホリホリホリ
ぷちかれC「……ポテェ?」ピチョン
ぷちかれB「ポテェ!タイヘン!」ワタワタ
ぷちかれ「アナノナカ ビシャビシャ!」
ぷちかれE「ポテェ……コレ オンセン?」
ぷちかれ「「「「チガウヨ」」」」
ぷちかれE「ツマランヨ…」シュン
加蓮「なーにしてんの、皆集まって」
ぷちかれ達「ポテテテテ!」ホリホリホリ
ぷちかれC「……ポテェ?」ピチョン
ぷちかれB「ポテェ!タイヘン!」ワタワタ
ぷちかれ「アナノナカ ビシャビシャ!」
ぷちかれE「ポテェ……コレ オンセン?」
ぷちかれ「「「「チガウヨ」」」」
ぷちかれE「ツマランヨ…」シュン
加蓮「なーにしてんの、皆集まって」
798:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:02:20 :HPI
ぷちかれ「カレン アツイカラ ヒヤスノ」
ぷちかれB「アナノナカ スズシイヨー」
加蓮「あ〜、それで穴掘りしてたんだ、あはは、ここビーチだから、掘ったらすぐに海水がしみ出てきちゃうんだよ」
ぷちかれ「「「「「ポテー」」」」」ホエー
ぷちかれ「カイスイ カレン シズム」
ぷちかれB「カレンガハテテー」
「「「ハテテー」」」
加蓮「ちょっと、「加蓮が果てた〜!」って……こらー、どこでそんな言葉覚えたの〜!」
ぷちかれ「ポヒャア」「ニゲテー」「マッテー!」
ぷちかれ「カレン アツイカラ ヒヤスノ」
ぷちかれB「アナノナカ スズシイヨー」
加蓮「あ〜、それで穴掘りしてたんだ、あはは、ここビーチだから、掘ったらすぐに海水がしみ出てきちゃうんだよ」
ぷちかれ「「「「「ポテー」」」」」ホエー
ぷちかれ「カイスイ カレン シズム」
ぷちかれB「カレンガハテテー」
「「「ハテテー」」」
加蓮「ちょっと、「加蓮が果てた〜!」って……こらー、どこでそんな言葉覚えたの〜!」
ぷちかれ「ポヒャア」「ニゲテー」「マッテー!」
799:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:02:34 :HPI
※笑いながらぷちかれと鬼ごっこを繰り広げる加蓮。
そうしてぷちかれ達としばらく遊んだ後、再び撮影が再開。
つかの間のふれあいに、心癒やされる加蓮なのでした。
※笑いながらぷちかれと鬼ごっこを繰り広げる加蓮。
そうしてぷちかれ達としばらく遊んだ後、再び撮影が再開。
つかの間のふれあいに、心癒やされる加蓮なのでした。
800:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:03:02 :HPI
【休憩時間・Pさん編】
P「加蓮〜、パラソル入らないのかお前、9月になったとは言え、流石にまだ暑いだろ」テクテク
加蓮「うん、確かに暑いけど、蒸し暑いって感じでもないしさ。カラッとした暑さだから、ちょっと気持ちいいんだよね、ふふっ」
P「ほう。満喫だな、海」
加蓮「誰かさんが諦めずにお仕事とってきてくれたおかげ…かな。新人の子達のお仕事や、事務所のアニバーサリーだってあるのに無理しちゃって」
P「そりゃ、他ならぬお前の担当Pだからな。諦めの悪いのはまぁ、お互い様だろ」
加蓮「あはは、確かに…それ言われちゃうと、何も言い返せない…かな」
P「お互い無理するな、って言われて無理をやめるタイプでもないしなぁ…」
【休憩時間・Pさん編】
P「加蓮〜、パラソル入らないのかお前、9月になったとは言え、流石にまだ暑いだろ」テクテク
加蓮「うん、確かに暑いけど、蒸し暑いって感じでもないしさ。カラッとした暑さだから、ちょっと気持ちいいんだよね、ふふっ」
P「ほう。満喫だな、海」
加蓮「誰かさんが諦めずにお仕事とってきてくれたおかげ…かな。新人の子達のお仕事や、事務所のアニバーサリーだってあるのに無理しちゃって」
P「そりゃ、他ならぬお前の担当Pだからな。諦めの悪いのはまぁ、お互い様だろ」
加蓮「あはは、確かに…それ言われちゃうと、何も言い返せない…かな」
P「お互い無理するな、って言われて無理をやめるタイプでもないしなぁ…」
801:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:03:25 :HPI
加蓮「まぁでも、Pさんの場合は自分から仕事増やしに行ってるんだし、半分くらいは自業自得な気もするけどね〜」
P「オイオイ、結局言い返すのかよ」
加蓮「言ったでしょ、諦め悪いから、私」
P「さいですか…」
加蓮「それにしてもPさんさ、さっきからチラチラ見てたよね、どことは言わないけどさ」
P「……見るなって方が無理だろ、流石に…目のやり場に困るというか、だからって目をそらすのも不自然というか…」
加蓮「ならもっと見ちゃえばいいんじゃないの?私は大丈夫だよー、今日のために一生懸命頑張って調整してきたんだから」
P「調整……? 確かに心なしか、体が普段より引き締まった感じだが……」
加蓮「1日ポテトを断ちました!」エヘン
P「いや1日断っただけでそんな痩せるもんかい!!」
加蓮「まぁでも、Pさんの場合は自分から仕事増やしに行ってるんだし、半分くらいは自業自得な気もするけどね〜」
P「オイオイ、結局言い返すのかよ」
加蓮「言ったでしょ、諦め悪いから、私」
P「さいですか…」
加蓮「それにしてもPさんさ、さっきからチラチラ見てたよね、どことは言わないけどさ」
P「……見るなって方が無理だろ、流石に…目のやり場に困るというか、だからって目をそらすのも不自然というか…」
加蓮「ならもっと見ちゃえばいいんじゃないの?私は大丈夫だよー、今日のために一生懸命頑張って調整してきたんだから」
P「調整……? 確かに心なしか、体が普段より引き締まった感じだが……」
加蓮「1日ポテトを断ちました!」エヘン
P「いや1日断っただけでそんな痩せるもんかい!!」
802:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:03:49 :HPI
ぷちかれ「ポテェ! ピーシャー!」スタタタタ
P「お、ぷちかれ? 姿が見えないと思ったら、どこ言ってたんだ」
ぷちかれ「コレ!」ハイッ
加蓮「わ、きれいな貝殻!ぷちかれが見つけたの?」
ぷちかれ「イロイロ アッタヨ♪」ハイッ
加蓮「へぇ〜…あ、これ面白い…」
P「ほう、シーグラスじゃないか。いいもん見つけたな」
加蓮「シーグラス?」
ぷちかれ「ナニソレ」
P「浜辺とかに流れ着いたガラス片だよ。波に揉まれるうちに尖った部分が削れて、そんな風に丸くなるんだ」
加蓮「へえ〜……自然が作り出した海の宝石、かぁ」
P「ぷちかれ、これ、どこにあったんだ?」
ぷちかれ「アッチ プチカレ サガシテタ」
ぷちかれ「ポテェ! ピーシャー!」スタタタタ
P「お、ぷちかれ? 姿が見えないと思ったら、どこ言ってたんだ」
ぷちかれ「コレ!」ハイッ
加蓮「わ、きれいな貝殻!ぷちかれが見つけたの?」
ぷちかれ「イロイロ アッタヨ♪」ハイッ
加蓮「へぇ〜…あ、これ面白い…」
P「ほう、シーグラスじゃないか。いいもん見つけたな」
加蓮「シーグラス?」
ぷちかれ「ナニソレ」
P「浜辺とかに流れ着いたガラス片だよ。波に揉まれるうちに尖った部分が削れて、そんな風に丸くなるんだ」
加蓮「へえ〜……自然が作り出した海の宝石、かぁ」
P「ぷちかれ、これ、どこにあったんだ?」
ぷちかれ「アッチ プチカレ サガシテタ」
803:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:04:12 :HPI
P「なるほど、それで他のぷちかれ達はまだ向こうにいるのか…よし、それじゃ俺も綺麗な奴、探してみるとしよう」
ぷちかれ「ポーイ! ピーシャ アソボー!」
加蓮「そう言えば最近、Pさんと遊べてなかったもんね、ぷちかれ。今日くらいは皆でのんびり……」
P「とったどー!」オッシャー!
加蓮「早っ……っていうか貝殻やガラス片でそのおたけびはどうなのPさん」
P「いや、こんなん獲った、ぷちかれと」ホレ
ぷちみゆき「カニダヨ!」ジタバタ
加蓮「美由紀ちゃんのぷち!?」
※カニのぷち、新発見。
P「なるほど、それで他のぷちかれ達はまだ向こうにいるのか…よし、それじゃ俺も綺麗な奴、探してみるとしよう」
ぷちかれ「ポーイ! ピーシャ アソボー!」
加蓮「そう言えば最近、Pさんと遊べてなかったもんね、ぷちかれ。今日くらいは皆でのんびり……」
P「とったどー!」オッシャー!
加蓮「早っ……っていうか貝殻やガラス片でそのおたけびはどうなのPさん」
P「いや、こんなん獲った、ぷちかれと」ホレ
ぷちみゆき「カニダヨ!」ジタバタ
加蓮「美由紀ちゃんのぷち!?」
※カニのぷち、新発見。
804:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:04:40 :HPI
ぷちかれ「アナノナカニ イタヨ」ポッテン
加蓮「結局まだ掘ってたんだ…穴……」
※諦めの悪さ。
ぷちみゆき「カニダヨー」チョキチョキトテトテ
P「横歩きしてやがる……」
※因みに、砂に潜るのとカニの殻剥きが特技です。
P「共食いじゃねえか」
ぷちみゆき「タシカニ!」チョキチョキ
加蓮「微妙にうまいこと言ってるし……」
ぷちみゆき「カニダケニ?」チョキチョキ
加蓮「や、その美味いじゃなくてね……」
P「まぁ、たこ焼き焼いてるタコのキャラだって割とよく見るし、そんなノリだろ多分」
ぷちかれ「アッチデ アソボ」クイクイ
ぷちみゆき「アソビ? カーニバル!」ワーイ
ぷちかれ「ヤッポー!」ワーイ
※あっという間にお友達。また事務所が賑やかになりそうですね。
ぷちかれ「アナノナカニ イタヨ」ポッテン
加蓮「結局まだ掘ってたんだ…穴……」
※諦めの悪さ。
ぷちみゆき「カニダヨー」チョキチョキトテトテ
P「横歩きしてやがる……」
※因みに、砂に潜るのとカニの殻剥きが特技です。
P「共食いじゃねえか」
ぷちみゆき「タシカニ!」チョキチョキ
加蓮「微妙にうまいこと言ってるし……」
ぷちみゆき「カニダケニ?」チョキチョキ
加蓮「や、その美味いじゃなくてね……」
P「まぁ、たこ焼き焼いてるタコのキャラだって割とよく見るし、そんなノリだろ多分」
ぷちかれ「アッチデ アソボ」クイクイ
ぷちみゆき「アソビ? カーニバル!」ワーイ
ぷちかれ「ヤッポー!」ワーイ
※あっという間にお友達。また事務所が賑やかになりそうですね。
805:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:05:01 :HPI
【プレゼント】
ザザーン……
※夕方、浜辺。
ぷちかれ「ポヒュー……」「ナマイモー…」スヤスヤ
加蓮「遊び疲れて寝ちゃったか。今日は畑じゃなくて私の家に連れて帰ろうかな…」
P「…なぁ、加蓮、少しいいか」
加蓮「ん? どうしたの、改まって」
【プレゼント】
ザザーン……
※夕方、浜辺。
ぷちかれ「ポヒュー……」「ナマイモー…」スヤスヤ
加蓮「遊び疲れて寝ちゃったか。今日は畑じゃなくて私の家に連れて帰ろうかな…」
P「…なぁ、加蓮、少しいいか」
加蓮「ん? どうしたの、改まって」
806:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:05:24 :HPI
P「色々考えたんだけどな、誕生日のプレゼント、とか」
加蓮「え………この撮影のお仕事がプレゼントじゃなかったの? 私、てっきりそれでPさん張り切っちゃったのかなって…」
P「ちひろさんに言われたんだけどな。そこは俺の甲斐性次第だって」
加蓮「私、これでも充分過ぎるくらい色々貰ってるんだよ…? それに、そもそもPさんには、昔、命だって救って貰ったし……」
P「…スカウトした時はお前は9歳だったな。思えばアレから7年間の付き合い…いや、もう8年か? いかんな、最近どうも忙しいせいか物忘れが」ハハハ
加蓮「私をアイドルにするって言ってくれて…それで私は、生きることを望んだ……あの日のこと、ずっとずっと覚えてるよ…あなたにはあの日、何より大切な、生きる意味を貰ったんだから…」
P「色々考えたんだけどな、誕生日のプレゼント、とか」
加蓮「え………この撮影のお仕事がプレゼントじゃなかったの? 私、てっきりそれでPさん張り切っちゃったのかなって…」
P「ちひろさんに言われたんだけどな。そこは俺の甲斐性次第だって」
加蓮「私、これでも充分過ぎるくらい色々貰ってるんだよ…? それに、そもそもPさんには、昔、命だって救って貰ったし……」
P「…スカウトした時はお前は9歳だったな。思えばアレから7年間の付き合い…いや、もう8年か? いかんな、最近どうも忙しいせいか物忘れが」ハハハ
加蓮「私をアイドルにするって言ってくれて…それで私は、生きることを望んだ……あの日のこと、ずっとずっと覚えてるよ…あなたにはあの日、何より大切な、生きる意味を貰ったんだから…」
807:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:05:43 :HPI
P「最初は、直感みたいなものだったけどな。死神の奏に命をとられそうになってた時に、たまたま俺が居合わせて…」
加蓮「……私、こんな性格だしさ。努力もあんま、上手じゃなかったと思うし。…迷惑も心配もたくさんかけて………傷付けたりも、したよね」
P「…いいんだよ加蓮。それでもお前は、諦めなかったじゃないか」
加蓮「違うの…そうじゃないの、Pさん。あなたは、それでもそんな私と一緒に歩いてくれた!ボロボロになる私を心配しながら、でも挑戦をさせてくれた。だから………諦めないで、ここまで来られたんだよ」
P「加蓮。それは俺だって同じだよ。俺が挫けそうになる度、一番側で励ましてくれたのは…いつだって、お前だったじゃないか」
P「お前がいなければ、俺だって或いは……とっくに折れて、逃げ出していたかもしれない。俺はそんなに立派な人間でも、強い人間でもないんだよ」
加蓮「Pさん…」
P「最初は、直感みたいなものだったけどな。死神の奏に命をとられそうになってた時に、たまたま俺が居合わせて…」
加蓮「……私、こんな性格だしさ。努力もあんま、上手じゃなかったと思うし。…迷惑も心配もたくさんかけて………傷付けたりも、したよね」
P「…いいんだよ加蓮。それでもお前は、諦めなかったじゃないか」
加蓮「違うの…そうじゃないの、Pさん。あなたは、それでもそんな私と一緒に歩いてくれた!ボロボロになる私を心配しながら、でも挑戦をさせてくれた。だから………諦めないで、ここまで来られたんだよ」
P「加蓮。それは俺だって同じだよ。俺が挫けそうになる度、一番側で励ましてくれたのは…いつだって、お前だったじゃないか」
P「お前がいなければ、俺だって或いは……とっくに折れて、逃げ出していたかもしれない。俺はそんなに立派な人間でも、強い人間でもないんだよ」
加蓮「Pさん…」
808:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:06:04 :HPI
P「だからさ、加蓮。俺はお前に、渡さなきゃならないものがあるんだ」
※Pはスマホの画面を差し出した…。
加蓮「これ……新しいステージ衣装…?」
P「出来上がりはまだだけど……な」
※燃え上がる炎の様な、赤い衣装が映っている…。
P「加蓮、お前はあの日、死の淵から蘇った。病に蝕まれる運命と知ってもなお、夢を掴むためにイチかバチかの道を選んだ」
P「この衣装は、お前の生き様だ。不死鳥の様に、気高く、熱く、何度苦境に晒され倒れようと、必ずまた蘇る……」
加蓮「Pさん……」
P「加蓮、冗談抜きで言うぞ。死ぬな。最後まで何があろうと走り抜け。不死鳥の翼は、頂へと上り詰めるためにあるんだから」
P「だからさ、加蓮。俺はお前に、渡さなきゃならないものがあるんだ」
※Pはスマホの画面を差し出した…。
加蓮「これ……新しいステージ衣装…?」
P「出来上がりはまだだけど……な」
※燃え上がる炎の様な、赤い衣装が映っている…。
P「加蓮、お前はあの日、死の淵から蘇った。病に蝕まれる運命と知ってもなお、夢を掴むためにイチかバチかの道を選んだ」
P「この衣装は、お前の生き様だ。不死鳥の様に、気高く、熱く、何度苦境に晒され倒れようと、必ずまた蘇る……」
加蓮「Pさん……」
P「加蓮、冗談抜きで言うぞ。死ぬな。最後まで何があろうと走り抜け。不死鳥の翼は、頂へと上り詰めるためにあるんだから」
809:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:06:28 :HPI
加蓮「じゃあ……Pさんの、プレゼントって…」
P「決まってるだろ。二人で行くんだ。アイドル達のピラミッドの頂点………トップアイドルって場所に、さ」
加蓮「じゃあ、一つだけ、私からもお願いしていい…かな」
P「ああ、俺にできることなら、全力を尽くすよ」
加蓮「……なら……私の道の、果てのその先まで……私から、目を離さないでいてほしいな」
P「加蓮、それって…」
加蓮「……ずっと見ていてほしいの。私の道は、トップアイドルになっておしまいじゃない。死ぬなって言ったのも、私をここまで引っ張って連れてきてくれたのも、Pさんだよ。だったら、その先の未来も、一番近くで見ていて欲しいの」
加蓮「じゃあ……Pさんの、プレゼントって…」
P「決まってるだろ。二人で行くんだ。アイドル達のピラミッドの頂点………トップアイドルって場所に、さ」
加蓮「じゃあ、一つだけ、私からもお願いしていい…かな」
P「ああ、俺にできることなら、全力を尽くすよ」
加蓮「……なら……私の道の、果てのその先まで……私から、目を離さないでいてほしいな」
P「加蓮、それって…」
加蓮「……ずっと見ていてほしいの。私の道は、トップアイドルになっておしまいじゃない。死ぬなって言ったのも、私をここまで引っ張って連れてきてくれたのも、Pさんだよ。だったら、その先の未来も、一番近くで見ていて欲しいの」
810:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:06:49 :HPI
P「加蓮…」
加蓮「……だめ、かな」
P(……つくづく、俺は甲斐性って奴に縁遠いらしい。…ここまで加蓮に言わせちまうなんて、な…)ハァ
P「いいさ。こっちから頼みたいくらいだよ、加蓮……俺は、お前を見続ける。この先…何があったとしても」スッ
※Pは手を差し出した…。
加蓮「本当はハグがよかった、なんて言ったら……Pさんはハグ、してくれる?」
P「できないさ。お前はアイドルなんだろ、加蓮。俺はお前のプロデューサーだ。そして……」
P「その道の先も、お前と共に歩む男だ」
P「加蓮…」
加蓮「……だめ、かな」
P(……つくづく、俺は甲斐性って奴に縁遠いらしい。…ここまで加蓮に言わせちまうなんて、な…)ハァ
P「いいさ。こっちから頼みたいくらいだよ、加蓮……俺は、お前を見続ける。この先…何があったとしても」スッ
※Pは手を差し出した…。
加蓮「本当はハグがよかった、なんて言ったら……Pさんはハグ、してくれる?」
P「できないさ。お前はアイドルなんだろ、加蓮。俺はお前のプロデューサーだ。そして……」
P「その道の先も、お前と共に歩む男だ」
811:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:07:07 :HPI
加蓮「……比翼の鳥、だね、私達」
P「雌雄一体になって飛ぶっていう伝説の鳥……だっけな」
加蓮「私、死なないから。Pさんも死んじゃダメだよ? 比翼の鳥は、雄雌どっちか片方だけじゃ、飛べないんだから…だからさ」
※加蓮は、Pの手を強く握った…。
加蓮(何かがほしいって言える自分が好き。そうなれたのは、貴方のおかげ)
加蓮(教わったのは、アイドルだけじゃなくて…私自身の生き方なんだ。……だからさ)
加蓮「私はもう……諦めないよ。この手は絶対に、離さないから…!」
加蓮「……比翼の鳥、だね、私達」
P「雌雄一体になって飛ぶっていう伝説の鳥……だっけな」
加蓮「私、死なないから。Pさんも死んじゃダメだよ? 比翼の鳥は、雄雌どっちか片方だけじゃ、飛べないんだから…だからさ」
※加蓮は、Pの手を強く握った…。
加蓮(何かがほしいって言える自分が好き。そうなれたのは、貴方のおかげ)
加蓮(教わったのは、アイドルだけじゃなくて…私自身の生き方なんだ。……だからさ)
加蓮「私はもう……諦めないよ。この手は絶対に、離さないから…!」
812:◆6RLd267PvQ:19/09/05(木)00:07:19 :HPI
※夕焼けの海に誓う、頂への道の、更に先。
※二人から伸びた長い影が、交差するように1つに重なっていた……。
続く。
※夕焼けの海に誓う、頂への道の、更に先。
※二人から伸びた長い影が、交差するように1つに重なっていた……。
続く。
コメント 2
コメント一覧 (2)
森きのこ
がしました
にしても何だカニタイプのぷちて。可愛いバルタン星人よりな感じか
森きのこ
がしました