1:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:55:05 :iua
P「凛は秋好き?」
凛「うん」
P「どんなとこが?」
凛「暑くないし、そこまで寒くもないし。食べ物はおいしいし、秋の花も綺麗だし」
P「ハナコの散歩がお昼に行けちゃうし?」
凛「うん。それもあるかな」
P「夏は心配だもんなー。肉球火傷しちゃわないかなー、とか」
凛「そうそう。だから、秋はわりと好きだよ」
P「それはよかった」
凛「? なんかあるの?」
P「なんにもないけど」
凛「……」
P「凛は秋好き?」
凛「うん」
P「どんなとこが?」
凛「暑くないし、そこまで寒くもないし。食べ物はおいしいし、秋の花も綺麗だし」
P「ハナコの散歩がお昼に行けちゃうし?」
凛「うん。それもあるかな」
P「夏は心配だもんなー。肉球火傷しちゃわないかなー、とか」
凛「そうそう。だから、秋はわりと好きだよ」
P「それはよかった」
凛「? なんかあるの?」
P「なんにもないけど」
凛「……」
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2:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:56:03 :iua
凛「なんで急に秋が好きかどうか聞いてきたの?」
P「深い理由はないよ」
凛「そっか」
P「うん」
凛「暇なんでしょ」
P「あたり」
凛「……お仕事は?」
P「今日はもう終わり」
凛「帰ったら?」
P「それはそう」
凛「……」
凛「なんで急に秋が好きかどうか聞いてきたの?」
P「深い理由はないよ」
凛「そっか」
P「うん」
凛「暇なんでしょ」
P「あたり」
凛「……お仕事は?」
P「今日はもう終わり」
凛「帰ったら?」
P「それはそう」
凛「……」
3:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:56:25 :iua
凛「帰らないの?」
P「そう言う凛は帰んないの? もう何にもないだろ」
凛「まぁ、うん。そうだけど」
P「……」
凛「……」
P「もしかして」
凛「?」
P「俺と駄弁るために用事ないのに現場終わりに事務所寄ってくれたとか?」
凛「……」
P「え、マジで」
凛「まぁ、一応用事はあったよ。奈緒が地方ロケ行ってて、そのお土産取りに来たんだ」
P「ああ、そうか。まぁそりゃそうだよな」
凛「……プロデューサーと話すのも、ちょっとは楽しみにしてたけどね。なんて」
P「なにそれかわいい」
凛「そうやってすぐ茶化す」
P「ごめんて」
凛「帰らないの?」
P「そう言う凛は帰んないの? もう何にもないだろ」
凛「まぁ、うん。そうだけど」
P「……」
凛「……」
P「もしかして」
凛「?」
P「俺と駄弁るために用事ないのに現場終わりに事務所寄ってくれたとか?」
凛「……」
P「え、マジで」
凛「まぁ、一応用事はあったよ。奈緒が地方ロケ行ってて、そのお土産取りに来たんだ」
P「ああ、そうか。まぁそりゃそうだよな」
凛「……プロデューサーと話すのも、ちょっとは楽しみにしてたけどね。なんて」
P「なにそれかわいい」
凛「そうやってすぐ茶化す」
P「ごめんて」
4:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:56:43 :iua
P「でも、俺もちょっと凛来るかなー、って期待してたとこはあるよ」
凛「そうなんだ」
P「千川さんにね、さっきね。『プロデューサーさん帰らないんですか?』って聞かれて」
凛「で、帰らなかったんだ」
P「そう。『じゃあ施錠お願いしますね』って鍵渡された」
凛「あれ、じゃあ他の社員さんもみんな帰ったんだね」
P「うん。珍しくなー」
凛「そっか」
P「二人っきりだな!」
凛「そんな溌剌として言われるとムードも何もあったもんじゃないけどね」
P「ムード出す?」
凛「出す、ってどうやって?」
P「こう、お香を焚いたり、ピンクのライトをちかちかさせたりする」
凛「お香もピンクのライトもないでしょ」
P「うん」
凛「はぁ……」
P「でも、俺もちょっと凛来るかなー、って期待してたとこはあるよ」
凛「そうなんだ」
P「千川さんにね、さっきね。『プロデューサーさん帰らないんですか?』って聞かれて」
凛「で、帰らなかったんだ」
P「そう。『じゃあ施錠お願いしますね』って鍵渡された」
凛「あれ、じゃあ他の社員さんもみんな帰ったんだね」
P「うん。珍しくなー」
凛「そっか」
P「二人っきりだな!」
凛「そんな溌剌として言われるとムードも何もあったもんじゃないけどね」
P「ムード出す?」
凛「出す、ってどうやって?」
P「こう、お香を焚いたり、ピンクのライトをちかちかさせたりする」
凛「お香もピンクのライトもないでしょ」
P「うん」
凛「はぁ……」
5:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:57:11 :iua
P「帰るか」
凛「そうだね」
P「今日ご飯は?」
凛「あー、お母さんに何も言ってないから……」
P「じゃあおうちで用意されてるよな」
凛「うん。ごめん」
P「んーん、こっちこそ。それじゃあ家まで送ってこうか」
凛「いいよ別に。プロデューサーだって早くご飯食べに行きたいでしょ?」
P「全然そんなことない。送りたい」
凛「なんでそんな送ってくれようとするの」
P「さっきも言われたけど」
凛「暇なんだっけ」
P「そう」
凛「なら、送ってもらおうかな」
P「やったー!」
凛「なんで送る方が嬉しそうなの」
P「数少ない人生の楽しい時間が延長した」
凛「かわいそうになるからやめて」
P「帰るか」
凛「そうだね」
P「今日ご飯は?」
凛「あー、お母さんに何も言ってないから……」
P「じゃあおうちで用意されてるよな」
凛「うん。ごめん」
P「んーん、こっちこそ。それじゃあ家まで送ってこうか」
凛「いいよ別に。プロデューサーだって早くご飯食べに行きたいでしょ?」
P「全然そんなことない。送りたい」
凛「なんでそんな送ってくれようとするの」
P「さっきも言われたけど」
凛「暇なんだっけ」
P「そう」
凛「なら、送ってもらおうかな」
P「やったー!」
凛「なんで送る方が嬉しそうなの」
P「数少ない人生の楽しい時間が延長した」
凛「かわいそうになるからやめて」
6:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:57:30 :iua
P「冗談はさておき」
凛「冗談だったんだ」
P「まぁ、そこそこ本音ではあるけど」
凛「寂しい人生だね」
P「毎日に彩りを与えてくれてありがとう」
凛「そんな感謝の言葉初めて言われた」
P「俺も初めて言った」
凛「よかったね」
P「うん」
凛「で、なんだっけ」
P「秋っぽくなってきたよな」
凛「そこまで戻らなくてもいいと思うんだけど」
P「はい」
P「冗談はさておき」
凛「冗談だったんだ」
P「まぁ、そこそこ本音ではあるけど」
凛「寂しい人生だね」
P「毎日に彩りを与えてくれてありがとう」
凛「そんな感謝の言葉初めて言われた」
P「俺も初めて言った」
凛「よかったね」
P「うん」
凛「で、なんだっけ」
P「秋っぽくなってきたよな」
凛「そこまで戻らなくてもいいと思うんだけど」
P「はい」
7:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)01:57:48 :iua
凛「ねぇ、帰らないの?」
P「名残惜しくて」
凛「じゃあ私電車で帰るね。施錠忘れちゃダメだよ」
P「嘘。待って、帰る」
凛「なら早く準備しなよ」
P「ん」
凛「まだ?」
P「待って」
凛「……何探してるの?」
P「ケータイ」
凛「どっち?」
P「私用の方」
凛「最後にどこで使ったか覚えてないの?」
P「んー。どこだったっけなぁ」
凛「あ、鳴らす?」
P「お願いします」
凛「ん。あっちの方で鳴ってるよ」
P「ホントだ」
凛「ねぇ、帰らないの?」
P「名残惜しくて」
凛「じゃあ私電車で帰るね。施錠忘れちゃダメだよ」
P「嘘。待って、帰る」
凛「なら早く準備しなよ」
P「ん」
凛「まだ?」
P「待って」
凛「……何探してるの?」
P「ケータイ」
凛「どっち?」
P「私用の方」
凛「最後にどこで使ったか覚えてないの?」
P「んー。どこだったっけなぁ」
凛「あ、鳴らす?」
P「お願いします」
凛「ん。あっちの方で鳴ってるよ」
P「ホントだ」
8:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)02:06:00 :H5j
P「給湯室にあった」
凛「コーヒーか何か取るついでに触って、そのまま置いてきたとか?」
P「たぶん」
凛「これで帰れるね」
P「そうだな」
凛「名残惜しい?」
P「いや、別に?」
凛「名残惜しいって言ったらあと15分くらいゆっくりしてこうかと思ったのに」
P「そういう後出しジャンケンはよくないと思うぞ」
凛「はいはい。じゃあ帰ろうか」
P「ん」
P「給湯室にあった」
凛「コーヒーか何か取るついでに触って、そのまま置いてきたとか?」
P「たぶん」
凛「これで帰れるね」
P「そうだな」
凛「名残惜しい?」
P「いや、別に?」
凛「名残惜しいって言ったらあと15分くらいゆっくりしてこうかと思ったのに」
P「そういう後出しジャンケンはよくないと思うぞ」
凛「はいはい。じゃあ帰ろうか」
P「ん」
9:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)02:07:00 :H5j
凛「夜になると結構冷えるよね」
P「だなー。ちゃんとカーディガン持ち歩いてるんだ」
凛「うん。風邪引いちゃったらいろんな人に迷惑かけるし」
P「偉い」
凛「でしょ?」
P「うん。でも、半袖の凛はもう今年は見納めか」
凛「残念?」
P「すごく」
凛「また来年の楽しみが増えたと思えばいいんじゃないかな」
P「季節の移ろいと凛の装いをセットで楽しめるのはお得かもしれない」
凛「どうせ秋の格好は秋の格好で好きなんでしょ」
P「よくわかるな」
凛「そんなことだろうと思った」
凛「夜になると結構冷えるよね」
P「だなー。ちゃんとカーディガン持ち歩いてるんだ」
凛「うん。風邪引いちゃったらいろんな人に迷惑かけるし」
P「偉い」
凛「でしょ?」
P「うん。でも、半袖の凛はもう今年は見納めか」
凛「残念?」
P「すごく」
凛「また来年の楽しみが増えたと思えばいいんじゃないかな」
P「季節の移ろいと凛の装いをセットで楽しめるのはお得かもしれない」
凛「どうせ秋の格好は秋の格好で好きなんでしょ」
P「よくわかるな」
凛「そんなことだろうと思った」
10:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)02:07:37 :H5j
凛「そういえばさ」
P「?」
凛「車の運転って、難しいの?」
P「慣れちゃえば簡単だよ」
凛「そうなんだ」
P「うん。それにこの車は念じれば動く」
凛「……そっか」
P「人に言っちゃだめだぞ」
凛「言わないよ。頭おかしくなったと思われたら嫌だし」
P「暗に俺のこと頭のおかしい奴だって言ってない?」
凛「そう聞こえるなら、面白くないこと言わない方がいいと思うよ」
P「風当たりが強いし冷たい」
凛「もう夏も終わったからね」
P「そういうもんかなぁ」
凛「そういえばさ」
P「?」
凛「車の運転って、難しいの?」
P「慣れちゃえば簡単だよ」
凛「そうなんだ」
P「うん。それにこの車は念じれば動く」
凛「……そっか」
P「人に言っちゃだめだぞ」
凛「言わないよ。頭おかしくなったと思われたら嫌だし」
P「暗に俺のこと頭のおかしい奴だって言ってない?」
凛「そう聞こえるなら、面白くないこと言わない方がいいと思うよ」
P「風当たりが強いし冷たい」
凛「もう夏も終わったからね」
P「そういうもんかなぁ」
11:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)02:08:12 :H5j
P「神谷さんには何もらったの」
凛「お菓子。一つ持ってく? 小分けできるみたいだし」
P「いいよいいよ。凛がもらったんだし、ご両親と食べな」
凛「ん。わかった」
P「あ、そうそう。明日のお仕事は送ってくよ」
凛「え、どっち?」
P「撮影の方。ほら、あそこにはよくしてもらってるから」
凛「挨拶しに来るんだ」
P「そうそう。こういうのは信用だからね。既存のお仕事も大事にしていかないと」
凛「プロデューサーってお仕事になると途端に優秀だよね」
P「何そのトゲのある言い方」
凛「ふふっ、でも結構本音だよ。手を抜かないし、すごいなって思ってる」
P「だってなぁ。俺の不手際なんかがあった場合、誰に影響するかって言うと……なぁ?」
凛「あ、私?」
P「そういうこと。そしたら自然と、な」
凛「なんかちょっと照れるね」
P「今日初めて凛に対して会話の主導権握れた気がする」
凛「せっかくいい感じの話だったのに」
P「神谷さんには何もらったの」
凛「お菓子。一つ持ってく? 小分けできるみたいだし」
P「いいよいいよ。凛がもらったんだし、ご両親と食べな」
凛「ん。わかった」
P「あ、そうそう。明日のお仕事は送ってくよ」
凛「え、どっち?」
P「撮影の方。ほら、あそこにはよくしてもらってるから」
凛「挨拶しに来るんだ」
P「そうそう。こういうのは信用だからね。既存のお仕事も大事にしていかないと」
凛「プロデューサーってお仕事になると途端に優秀だよね」
P「何そのトゲのある言い方」
凛「ふふっ、でも結構本音だよ。手を抜かないし、すごいなって思ってる」
P「だってなぁ。俺の不手際なんかがあった場合、誰に影響するかって言うと……なぁ?」
凛「あ、私?」
P「そういうこと。そしたら自然と、な」
凛「なんかちょっと照れるね」
P「今日初めて凛に対して会話の主導権握れた気がする」
凛「せっかくいい感じの話だったのに」
12:◆TOYOUsnVr.:2018/09/22(土)02:09:08 :H5j
P「というわけで、そろそろ到着です」
凛「うん」
P「お降りの際はお足元に気を付けて、お忘れがないようお願いします」
凛「なんで急にバスの運転手さんみたいな感じなの」
P「雰囲気でるかな、って」
凛「はいはい」
P「んじゃ、また明日な!」
凛「ん。ほんと、いつも楽しそうだよね」
P「凛の前だからな」
凛「もうそれ、家でどうしてるか逆に気になるんだけど」
P「部屋の隅で天井のシミ数えてる」
凛「寂しい人生だね」
P「毎日に彩りを与えてくれてありがとう」
凛「まさか二回目を聞くことになるとは思ってなかったよ」
P「俺もこんな感謝の言葉を二回も言うことになるとは思わなかった」
凛「よかったね」
P「うん」
凛「じゃあまたね。ばいばい」
P「ん。また」
おわり
P「というわけで、そろそろ到着です」
凛「うん」
P「お降りの際はお足元に気を付けて、お忘れがないようお願いします」
凛「なんで急にバスの運転手さんみたいな感じなの」
P「雰囲気でるかな、って」
凛「はいはい」
P「んじゃ、また明日な!」
凛「ん。ほんと、いつも楽しそうだよね」
P「凛の前だからな」
凛「もうそれ、家でどうしてるか逆に気になるんだけど」
P「部屋の隅で天井のシミ数えてる」
凛「寂しい人生だね」
P「毎日に彩りを与えてくれてありがとう」
凛「まさか二回目を聞くことになるとは思ってなかったよ」
P「俺もこんな感謝の言葉を二回も言うことになるとは思わなかった」
凛「よかったね」
P「うん」
凛「じゃあまたね。ばいばい」
P「ん。また」
おわり
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