1:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:49:59 :nyO
幸子「全く、今日は次のライブに向けてのミーティングだと前々から言っておいたのに」
幸子「意外と時間にルーズなんですからまゆさんは……それともボクがナメられてるんでしょうか……」
幸子「もうあらかた探ししましたし、事務所に来てるならここくらいしか……」ガチャ
幸子「全く、今日は次のライブに向けてのミーティングだと前々から言っておいたのに」
幸子「意外と時間にルーズなんですからまゆさんは……それともボクがナメられてるんでしょうか……」
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2:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:50:38 :nyO
まゆ「ねぇ見て! とんだ、とんだよ!」
美穂「お、おぉー、すごいねぇ、紙飛行機、すごいよねぇ」
まゆ「うん! まゆ紙飛行機だいすき!」
まゆ「まゆも飛んでみたいなぁ……お姉ちゃん、まゆのことぴゅーんてとばしてみて?」
美穂「え、えぇ……? それはちょっと無理だよ……」
まゆ「やだー! とびたいとびたいとびたいのー!」
幸子「」
幸子「」
美穂「あはは……あっ! 幸子ちゃんっ!」
幸子「……なんなんですかこの状況は」
美穂「いるなら声かけてよ! まゆちゃんのお世話大変なんだから」
幸子「いやとても声かけられる状況じゃなかっ——」
まゆ「ママーっ!」ギュ
幸子「な、何するんですかまゆさん!?」
美穂「そっか幸子ちゃんはママかぁ」
幸子「何納得してるんです!? そもそもボク年下なんですけど!? 説明してくださいよ!状況!」
美穂「……今朝プロデューサーさんが、事務所で披露宴の宛名書きをしてて……」
幸子「……あー、なるほど」
美穂「まゆちゃんもね? 流石に薄々気づいてたとは思うんだけど、まだ現実を受け入れる覚悟ができてなかったみたいで……」
幸子「本当にいらんことしてくれますねあの人は……タイミングってものがあるでしょうに」
まゆ「ねぇ見て! とんだ、とんだよ!」
美穂「お、おぉー、すごいねぇ、紙飛行機、すごいよねぇ」
まゆ「うん! まゆ紙飛行機だいすき!」
まゆ「まゆも飛んでみたいなぁ……お姉ちゃん、まゆのことぴゅーんてとばしてみて?」
美穂「え、えぇ……? それはちょっと無理だよ……」
まゆ「やだー! とびたいとびたいとびたいのー!」
幸子「」
幸子「」
美穂「あはは……あっ! 幸子ちゃんっ!」
幸子「……なんなんですかこの状況は」
美穂「いるなら声かけてよ! まゆちゃんのお世話大変なんだから」
幸子「いやとても声かけられる状況じゃなかっ——」
まゆ「ママーっ!」ギュ
幸子「な、何するんですかまゆさん!?」
美穂「そっか幸子ちゃんはママかぁ」
幸子「何納得してるんです!? そもそもボク年下なんですけど!? 説明してくださいよ!状況!」
美穂「……今朝プロデューサーさんが、事務所で披露宴の宛名書きをしてて……」
幸子「……あー、なるほど」
美穂「まゆちゃんもね? 流石に薄々気づいてたとは思うんだけど、まだ現実を受け入れる覚悟ができてなかったみたいで……」
幸子「本当にいらんことしてくれますねあの人は……タイミングってものがあるでしょうに」
3:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:51:34 :nyO
幸子「で、だからってそれがなんでこふ、ふぁふーほ!?」
まゆ「まゆぬきでお話しちゃダメ!」ベタベタ
幸子「ひゃへ、ひゃへへはいっ、へほっ(しゃべれないです)」グニー
美穂「志希さんいわく『ショックによる一時的な幼児退行』なんだって」
幸子(そこまで、プロデューサーさんのことを……)
まゆ「ママっ! ちゃんとまゆを見てー!」グイー
幸子「ふがふが……はなしっ、離してっ!」バッ
まゆ「ま、ママ……?」
幸子「しっかりしてくださいよ……まゆさん」
幸子「プロデューサーさんの一件が、まゆさんにとって受け入れがたく辛い出来事だったのはわかります。その現実に向き合えないことも無理ないのかもしれません」
幸子「ですがボクたちはアイドルです。待ってる人たちがいる。そんなみなさんに向かって、最高の笑顔を見せてあげないといけません」
幸子「わかりますよね? 辛いからって逃げているだけじゃダメなんです。しっかり向き合って、立ち直らなくては」
幸子「一人では無理なら、ボクも、他のみなさんも力を貸してくれます。だからそうやって逃げてないで、早く元のまゆさんに戻ってください」
まゆ「…………」
幸子「きっと大丈夫、まゆさんは強い人ですから」
まゆ「……えっと、ね?」
幸子「はい?」
まゆ「……ママの言ってること、むずかしくて全然わかんないや」
幸子「……え?」
まゆ「ねぇ! そんなこといいから遊ぼうよ! さっきね、お姉ちゃんと折り紙してたらすっごく楽しくてーー」
幸子「まゆさん!」
まゆ「」ビクッ
幸子「いい加減にしてください! そうしてれば全てが解決するとでも思ってるんですか!?」
幸子「で、だからってそれがなんでこふ、ふぁふーほ!?」
まゆ「まゆぬきでお話しちゃダメ!」ベタベタ
幸子「ひゃへ、ひゃへへはいっ、へほっ(しゃべれないです)」グニー
美穂「志希さんいわく『ショックによる一時的な幼児退行』なんだって」
幸子(そこまで、プロデューサーさんのことを……)
まゆ「ママっ! ちゃんとまゆを見てー!」グイー
幸子「ふがふが……はなしっ、離してっ!」バッ
まゆ「ま、ママ……?」
幸子「しっかりしてくださいよ……まゆさん」
幸子「プロデューサーさんの一件が、まゆさんにとって受け入れがたく辛い出来事だったのはわかります。その現実に向き合えないことも無理ないのかもしれません」
幸子「ですがボクたちはアイドルです。待ってる人たちがいる。そんなみなさんに向かって、最高の笑顔を見せてあげないといけません」
幸子「わかりますよね? 辛いからって逃げているだけじゃダメなんです。しっかり向き合って、立ち直らなくては」
幸子「一人では無理なら、ボクも、他のみなさんも力を貸してくれます。だからそうやって逃げてないで、早く元のまゆさんに戻ってください」
まゆ「…………」
幸子「きっと大丈夫、まゆさんは強い人ですから」
まゆ「……えっと、ね?」
幸子「はい?」
まゆ「……ママの言ってること、むずかしくて全然わかんないや」
幸子「……え?」
まゆ「ねぇ! そんなこといいから遊ぼうよ! さっきね、お姉ちゃんと折り紙してたらすっごく楽しくてーー」
幸子「まゆさん!」
まゆ「」ビクッ
幸子「いい加減にしてください! そうしてれば全てが解決するとでも思ってるんですか!?」
4:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:51:58 :nyO
まゆ「…………」
まゆ「」ウルウル
幸子「えっ」
まゆ「あっ……ううっ、うあーん! あぁーん! うわーぁん!」ボロボロ
幸子「えっ、えっ!?」
まゆ「ひっぐ……ままがおごっだぁ……」
まゆ「ままも……ひっく、まゆのこと、ひっぐ、きらいなんだぁぁぁぁ!」
幸子「あ、あぁぁごめんなさい! 違う、違う! 嫌いなんかじゃないですよ? ね? ボクが悪かったですから、だから泣かないで……」
まゆ「まゆのこと、すき……?」グスッ
幸子「うん好き! まゆさんのこと好きですから! ねっ!」
まゆ「えへへ……よかったぁ……」ニヘ
幸子(……どうすんですかコレ)
幸子(流石に演技してるようには見えないし……とすると本当に精神が子供に戻ってしまっている……?)
幸子(だとすれば怒ってもまゆさんをいたずらに傷つけるだけ……? そんなことしたくないですし……うーん……)
まゆ「…………」
まゆ「」ウルウル
幸子「えっ」
まゆ「あっ……ううっ、うあーん! あぁーん! うわーぁん!」ボロボロ
幸子「えっ、えっ!?」
まゆ「ひっぐ……ままがおごっだぁ……」
まゆ「ままも……ひっく、まゆのこと、ひっぐ、きらいなんだぁぁぁぁ!」
幸子「あ、あぁぁごめんなさい! 違う、違う! 嫌いなんかじゃないですよ? ね? ボクが悪かったですから、だから泣かないで……」
まゆ「まゆのこと、すき……?」グスッ
幸子「うん好き! まゆさんのこと好きですから! ねっ!」
まゆ「えへへ……よかったぁ……」ニヘ
幸子(……どうすんですかコレ)
幸子(流石に演技してるようには見えないし……とすると本当に精神が子供に戻ってしまっている……?)
幸子(だとすれば怒ってもまゆさんをいたずらに傷つけるだけ……? そんなことしたくないですし……うーん……)
5:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:52:30 :nyO
美穂「おーい、ママさーん」
まゆ「ママー!」
幸子「なっ、誰がママですか!?」
美穂「私さ……ちょっとプロデューサーさんに呼ばれてた気がして……」
幸子「えっちょっと」
美穂「まゆちゃん、ママにとっても懐いてるみたいだから……ねっ? お願い!」
幸子「お、お願いって……美穂さん! 待ってくださいボクには荷が重……ちょっ、離して、裾掴まないで!」
まゆ「おっかけっこ? おにごっこするの? まゆもまぜて!」
美穂「ほらママにぴったりくっついて離れないし! じゃあ頑張ってね!」タタター
幸子「あ、ああぁ……」
幸子(ふたりきりになってしまった)ガクッ
まゆ「ママ? 大丈夫? おふとんしく?」
幸子「いや……平気です……」
幸子(そうです……後輩としてまゆさんにはたくさんお世話になった身……元に戻るまでの間くらい、付き合うとしましょう)
まゆ「でも具合わるそうだよ……げんきじゃないでしょ?」
幸子「は、ははっ! この程度! ボクは元気いっぱいですよ!」
まゆ「やった! じゃあおうまさんごっこしよ!」
幸子「え」
幸子(ハメられた)
美穂「おーい、ママさーん」
まゆ「ママー!」
幸子「なっ、誰がママですか!?」
美穂「私さ……ちょっとプロデューサーさんに呼ばれてた気がして……」
幸子「えっちょっと」
美穂「まゆちゃん、ママにとっても懐いてるみたいだから……ねっ? お願い!」
幸子「お、お願いって……美穂さん! 待ってくださいボクには荷が重……ちょっ、離して、裾掴まないで!」
まゆ「おっかけっこ? おにごっこするの? まゆもまぜて!」
美穂「ほらママにぴったりくっついて離れないし! じゃあ頑張ってね!」タタター
幸子「あ、ああぁ……」
幸子(ふたりきりになってしまった)ガクッ
まゆ「ママ? 大丈夫? おふとんしく?」
幸子「いや……平気です……」
幸子(そうです……後輩としてまゆさんにはたくさんお世話になった身……元に戻るまでの間くらい、付き合うとしましょう)
まゆ「でも具合わるそうだよ……げんきじゃないでしょ?」
幸子「は、ははっ! この程度! ボクは元気いっぱいですよ!」
まゆ「やった! じゃあおうまさんごっこしよ!」
幸子「え」
幸子(ハメられた)
6:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:52:56 :nyO
まゆ「はやくっはやくっ」
幸子「しょうがないですねぇ……はいどうぞ」ペタッ
まゆ「わーいっ、まゆ三ごう、はっしーん!」ガバッ
幸子「一号と二号はどこに……って重っ!」
まゆ「あるけあるけー!」ゲシッ
幸子「う゛っ」
幸子(お、重い、あと痛い……あたりまえか……でもこうして四つん這いの姿勢を保つだけで精一杯とは……)
まゆ「……あれ? 低いなー? ねぇママー、もっと高くしてよー、足ついちゃうよ?」パタパタ
幸子(そりゃそうでしょうね! まゆさんの方がおっきいんですから!)
幸子「ね、ねぇ……何か他の遊びにしませんか……?」プルプル
まゆ「んー、そうだね、これつまんないし!」
幸子「…………」
幸子「じゃあ次は、なるべく疲れないような……」
まゆ「高い高いがいい!」
幸子(えぇー)
まゆ「はやくっはやくっ」
幸子「しょうがないですねぇ……はいどうぞ」ペタッ
まゆ「わーいっ、まゆ三ごう、はっしーん!」ガバッ
幸子「一号と二号はどこに……って重っ!」
まゆ「あるけあるけー!」ゲシッ
幸子「う゛っ」
幸子(お、重い、あと痛い……あたりまえか……でもこうして四つん這いの姿勢を保つだけで精一杯とは……)
まゆ「……あれ? 低いなー? ねぇママー、もっと高くしてよー、足ついちゃうよ?」パタパタ
幸子(そりゃそうでしょうね! まゆさんの方がおっきいんですから!)
幸子「ね、ねぇ……何か他の遊びにしませんか……?」プルプル
まゆ「んー、そうだね、これつまんないし!」
幸子「…………」
幸子「じゃあ次は、なるべく疲れないような……」
まゆ「高い高いがいい!」
幸子(えぇー)
7:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:53:54 :nyO
まゆ「まゆが高い高いすきなの、ママも知ってるでしょ?」
幸子「あー、そうでしたっけー」
まゆ「いいでしょ? はーやーくー!」ズイッ
幸子(え、何ですかこれは……もうすでにボクが見上げるほうの立場なんですが)
幸子(ううっ……というかどこを持てばいいの!? 脇? 胸? 腹、腰……なんだか気恥ずかしいですけど、今中身子供だし……いい、のかな……?)
まゆ「……やっぱり、まゆのこときらいだから」シュン
幸子「持ち上げます! 高い高いしてみせます!」
幸子「すーっ、はーっ」
幸子(支える場所は無難に脇の下をチョイス……胸の膨らみと腕をつっかえに使いつつ持ちあげる!)
まゆ「わくわく」
幸子「行きますよぉ……せいっ!」クグッ
幸子「ふんっ、ぐぐぐぐっ……! がっ!」
幸子(想像以上に、重いッ……!)
まゆ「…………あー」
幸子(すっごい心配そうな顔してるじゃないですか!?)
幸子(ヤバイコレ10センチも浮いてない……あぁでももう腕が限界無理無理ちぎれるっ!)
ドスン
幸子「はあっ……はあっ……はーーー……」ジンジン
まゆ「あっおわったんだ」
まゆ「えと、すっごいおもしろかった……よ?」
幸子(今のまゆさんにすら気を使われた……)ズーン
まゆ「でももっと高くして欲しかったかなー」
幸子(無茶言わないでください……)
まゆ「まゆが高い高いすきなの、ママも知ってるでしょ?」
幸子「あー、そうでしたっけー」
まゆ「いいでしょ? はーやーくー!」ズイッ
幸子(え、何ですかこれは……もうすでにボクが見上げるほうの立場なんですが)
幸子(ううっ……というかどこを持てばいいの!? 脇? 胸? 腹、腰……なんだか気恥ずかしいですけど、今中身子供だし……いい、のかな……?)
まゆ「……やっぱり、まゆのこときらいだから」シュン
幸子「持ち上げます! 高い高いしてみせます!」
幸子「すーっ、はーっ」
幸子(支える場所は無難に脇の下をチョイス……胸の膨らみと腕をつっかえに使いつつ持ちあげる!)
まゆ「わくわく」
幸子「行きますよぉ……せいっ!」クグッ
幸子「ふんっ、ぐぐぐぐっ……! がっ!」
幸子(想像以上に、重いッ……!)
まゆ「…………あー」
幸子(すっごい心配そうな顔してるじゃないですか!?)
幸子(ヤバイコレ10センチも浮いてない……あぁでももう腕が限界無理無理ちぎれるっ!)
ドスン
幸子「はあっ……はあっ……はーーー……」ジンジン
まゆ「あっおわったんだ」
まゆ「えと、すっごいおもしろかった……よ?」
幸子(今のまゆさんにすら気を使われた……)ズーン
まゆ「でももっと高くして欲しかったかなー」
幸子(無茶言わないでください……)
8:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:54:05 :nyO
まゆ「じゃあねぇ、つぎはあるぷすいちまんじゃくをします!」
幸子「ある……? あぁ、そんなものありましたねぇ」
まゆ「あーるーぷーすーいちまん」
幸子(唐突……)
まゆ「ちょっと! ママもちゃんと合わせて!」
幸子「は、はいはいゴメンなさい」
まゆ「あーるーぷーすーいちまんじゃーくー」
幸子「こーやーぎーのーうーえで」
まゆ「ちがう! こやぎじゃなくてこやり!」
幸子(細かい……)
まゆ「もう、しっかりしてね?」
まゆ「あーるーぷーすーいちまんじゃーく」
幸子「こーやーりーのーうーえで」
まゆ「あーるーぺーんーおーどーりーを」
「「さーあーおーどーりまーしょ」」
まゆ「らーんららんらんらんらんらんらーらーんららんらんらーらーらー」
幸子(結構昔のことなのに……覚えてるもんですね)
まゆ「らーんららんらんらんらんらんら らんらんらんらんらん! はいっ!」ドヤッ
幸子(かわいい)
まゆ「じゃあねぇ、つぎはあるぷすいちまんじゃくをします!」
幸子「ある……? あぁ、そんなものありましたねぇ」
まゆ「あーるーぷーすーいちまん」
幸子(唐突……)
まゆ「ちょっと! ママもちゃんと合わせて!」
幸子「は、はいはいゴメンなさい」
まゆ「あーるーぷーすーいちまんじゃーくー」
幸子「こーやーぎーのーうーえで」
まゆ「ちがう! こやぎじゃなくてこやり!」
幸子(細かい……)
まゆ「もう、しっかりしてね?」
まゆ「あーるーぷーすーいちまんじゃーく」
幸子「こーやーりーのーうーえで」
まゆ「あーるーぺーんーおーどーりーを」
「「さーあーおーどーりまーしょ」」
まゆ「らーんららんらんらんらんらんらーらーんららんらんらーらーらー」
幸子(結構昔のことなのに……覚えてるもんですね)
まゆ「らーんららんらんらんらんらんら らんらんらんらんらん! はいっ!」ドヤッ
幸子(かわいい)
9:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:54:14 :nyO
まゆ「どーお? まゆ上手でしょ?」
幸子「上手上手、とっても上手でしたよ」
まゆ「ホントに!? えへへ……」
幸子(今日のまゆさんは、とっても朗らかに笑うなぁ……)
幸子(気兼ねなく、純粋に……ボクはまだ、そんな風に笑えてるのかな)
幸子(少しだけ……今のまゆさんが羨ましい)
まゆ「……ねぇ! 頭なでて!」
幸子「へっ」
まゆ「上手だったでしょ? えらかったでしょ? じゃあいいでしょ?」
幸子「……ふふ、こうですか」
まゆ「ん……」
ナデナデ
まゆ「きもちいい……」
幸子「……そう」
ナデナデ
まゆ「…………あれ?」
幸子「……ん? どうしました?」
まゆ「なんでだろ、どこも、けがしてないのに……まゆ、ないてる……?」ポロポロ
幸子「…………」
幸子「落ち着くまで、泣くといいですよ」なでなで
まゆ「うっ……ううっ……あっ……ああぁ……ひぐっ」
幸子「よしよし」ポンポン
まゆ「どーお? まゆ上手でしょ?」
幸子「上手上手、とっても上手でしたよ」
まゆ「ホントに!? えへへ……」
幸子(今日のまゆさんは、とっても朗らかに笑うなぁ……)
幸子(気兼ねなく、純粋に……ボクはまだ、そんな風に笑えてるのかな)
幸子(少しだけ……今のまゆさんが羨ましい)
まゆ「……ねぇ! 頭なでて!」
幸子「へっ」
まゆ「上手だったでしょ? えらかったでしょ? じゃあいいでしょ?」
幸子「……ふふ、こうですか」
まゆ「ん……」
ナデナデ
まゆ「きもちいい……」
幸子「……そう」
ナデナデ
まゆ「…………あれ?」
幸子「……ん? どうしました?」
まゆ「なんでだろ、どこも、けがしてないのに……まゆ、ないてる……?」ポロポロ
幸子「…………」
幸子「落ち着くまで、泣くといいですよ」なでなで
まゆ「うっ……ううっ……あっ……ああぁ……ひぐっ」
幸子「よしよし」ポンポン
10:◆FRtTimAs0A:2018/09/07(金)23:54:38 :nyO
——
まゆ「…………はー」
幸子「スッキリしました?」
まゆ「うん、でも……つかれちゃった」
幸子「じゃあこのソファに横になってて。控え室で誰も来ませんから」
まゆ「うん……ありがと……」トロン
幸子(疲れておねむみたいですね)
まゆ「ままー……おやすみのキス……は?」
幸子「はいはい、きす……」
幸子「キスッ!?」
幸子(流石にそれはダメですよ! いくら中身子供だからって戻った時忘れてるとも限らないしあとそれに——)
まゆ「……まゆね、こわいの」
幸子「えっと……怖い?」
まゆ「まゆがねてね、でね、おきたらね、ママも、どっか、いなくなっちゃう……かもって」
まゆ「だいじょうぶだよね? ママはちゃんとおきてもまゆのとなりにいるよね?」
幸子「…………っ」
まゆ「…………」
幸子「……うん、大丈夫」
幸子「ママはずっと、側にいてあげるから」
まゆ「まま……」
幸子「だから安心して眠ってね……」
チュッ
——
まゆ「…………はー」
幸子「スッキリしました?」
まゆ「うん、でも……つかれちゃった」
幸子「じゃあこのソファに横になってて。控え室で誰も来ませんから」
まゆ「うん……ありがと……」トロン
幸子(疲れておねむみたいですね)
まゆ「ままー……おやすみのキス……は?」
幸子「はいはい、きす……」
幸子「キスッ!?」
幸子(流石にそれはダメですよ! いくら中身子供だからって戻った時忘れてるとも限らないしあとそれに——)
まゆ「……まゆね、こわいの」
幸子「えっと……怖い?」
まゆ「まゆがねてね、でね、おきたらね、ママも、どっか、いなくなっちゃう……かもって」
まゆ「だいじょうぶだよね? ママはちゃんとおきてもまゆのとなりにいるよね?」
幸子「…………っ」
まゆ「…………」
幸子「……うん、大丈夫」
幸子「ママはずっと、側にいてあげるから」
まゆ「まま……」
幸子「だから安心して眠ってね……」
チュッ
11:◆FRtTimAs0A:2018/09/08(土)00:33:14 :C6Q
まゆ「…………」
幸子(おでこなら……セーフですよね?)
幸子「じゃあおやす——」
まゆ「なんでくちにしてくれないの?」
幸子「ふぎゃっ!?」
まゆ「いつもはくちにちゅーってしてくれるのに……」
幸子(だっダメ! いくらなんでもそれはダメですよ! ファーストキスがまゆさんなんて……いや、仮にそれはいいとしてもまゆさんだって相手は選びたいでしょう!?)
幸子(でも一応今キスして欲しがってるのは本人な訳で……いやいやこの状態を本人と言い張ります!? でも、ここで拒否したらかわいそうだし寝てくれないし……)
幸子(仕方ない……のかな……? うん仕方ない……仕方ないです……これはノーカンです、女の子同士ですし……それにまゆさんのこころを救うという純粋な医療行為ですし!)
幸子「すー、はー、すー、はー…………よし」
幸子「で、ではおやすみの……」ドキドキ
まゆ「」スースー
幸子「…………」
まゆ「zzz」
幸子(何なんですかもーーーうっ!)ムキー!
幸子(でも……やっと寝てくれて一息つけます)
幸子(はぁ……お母さんって、すごかったんだなぁ……)
幸子(あ……まゆさんに毛布かけてあげなきゃ)ファサ
まゆ「ん」
まゆ「ぷろでゅーさー……さん……」グスッ
幸子「…………よしよし」ナデナデ
幸子「ゆっくり、休んでくださいね」
まゆ「…………」
幸子(おでこなら……セーフですよね?)
幸子「じゃあおやす——」
まゆ「なんでくちにしてくれないの?」
幸子「ふぎゃっ!?」
まゆ「いつもはくちにちゅーってしてくれるのに……」
幸子(だっダメ! いくらなんでもそれはダメですよ! ファーストキスがまゆさんなんて……いや、仮にそれはいいとしてもまゆさんだって相手は選びたいでしょう!?)
幸子(でも一応今キスして欲しがってるのは本人な訳で……いやいやこの状態を本人と言い張ります!? でも、ここで拒否したらかわいそうだし寝てくれないし……)
幸子(仕方ない……のかな……? うん仕方ない……仕方ないです……これはノーカンです、女の子同士ですし……それにまゆさんのこころを救うという純粋な医療行為ですし!)
幸子「すー、はー、すー、はー…………よし」
幸子「で、ではおやすみの……」ドキドキ
まゆ「」スースー
幸子「…………」
まゆ「zzz」
幸子(何なんですかもーーーうっ!)ムキー!
幸子(でも……やっと寝てくれて一息つけます)
幸子(はぁ……お母さんって、すごかったんだなぁ……)
幸子(あ……まゆさんに毛布かけてあげなきゃ)ファサ
まゆ「ん」
まゆ「ぷろでゅーさー……さん……」グスッ
幸子「…………よしよし」ナデナデ
幸子「ゆっくり、休んでくださいね」
12:◆FRtTimAs0A:2018/09/08(土)00:35:24 :C6Q
——
幸子(寝顔だけ見てると、いつものまゆさんなのになぁ……)
まゆ「んー……」ゴロ
コロン
幸子(ん? まゆさんのポケットから何かが……薬ビン?)ヒョイ
幸子(『こころのお薬』……『飲むと重圧やストレスから解放され、子供のような無垢な心で全てを忘れてリフレッシュできます。強力なため疲労時の服用はおやめください』)
幸子(って! コレ精神安定剤じゃないですか!)
幸子(しかもアヤシイ……)
幸子(まさか……)
まゆ「zzz」
幸子「……まゆさん、起きてください!」ユサユサ
幸子(説明書きによれば、効果は2〜3時間。もうそろそろ……)
まゆ「……んー、幸子、ちゃん……?」
幸子「!」
まゆ「あれ、まゆなんでこんな……あっ」
幸子「その様子だとさっきまでのことは覚えてるみたいですね」
まゆ「あ、えっと、そのっ……」
——
幸子(寝顔だけ見てると、いつものまゆさんなのになぁ……)
まゆ「んー……」ゴロ
コロン
幸子(ん? まゆさんのポケットから何かが……薬ビン?)ヒョイ
幸子(『こころのお薬』……『飲むと重圧やストレスから解放され、子供のような無垢な心で全てを忘れてリフレッシュできます。強力なため疲労時の服用はおやめください』)
幸子(って! コレ精神安定剤じゃないですか!)
幸子(しかもアヤシイ……)
幸子(まさか……)
まゆ「zzz」
幸子「……まゆさん、起きてください!」ユサユサ
幸子(説明書きによれば、効果は2〜3時間。もうそろそろ……)
まゆ「……んー、幸子、ちゃん……?」
幸子「!」
まゆ「あれ、まゆなんでこんな……あっ」
幸子「その様子だとさっきまでのことは覚えてるみたいですね」
まゆ「あ、えっと、そのっ……」
13:◆FRtTimAs0A:2018/09/08(土)00:35:40 :C6Q
まゆ「ごめん、なさい……怒ってる……?」
幸子「…………」
まゆ「ぁ……その……あの」
幸子「…………はぁ」
幸子「怒ってませんよ」
幸子「ただ——ひとつだけ、いいですか?」
まゆ「はい……?」
幸子「次からは、こんな怪しげな薬に頼る前に、周りにいるボクたちに相談してください」
まゆ「…………!」
幸子「辛いことがあるなら、話し相手にぐらいはなれますから……だから一人で抱え込もうとしないでください」
幸子「遠慮しないで頼っていいんです。苦しそうにしてるまゆさんを見るのが、一番つらいんですから」ポンポン
まゆ「……っ、はい……」グスッ
幸子「まゆさんは強いし、頭のいい人ですから……きっと大丈夫だって、ボクは信じてますよ」
まゆ「……うっ、うぅぅっ……」フラー
まゆ「ままぁ……」ギュ
幸子「誰がママですか!?」
おわり
まゆ「ごめん、なさい……怒ってる……?」
幸子「…………」
まゆ「ぁ……その……あの」
幸子「…………はぁ」
幸子「怒ってませんよ」
幸子「ただ——ひとつだけ、いいですか?」
まゆ「はい……?」
幸子「次からは、こんな怪しげな薬に頼る前に、周りにいるボクたちに相談してください」
まゆ「…………!」
幸子「辛いことがあるなら、話し相手にぐらいはなれますから……だから一人で抱え込もうとしないでください」
幸子「遠慮しないで頼っていいんです。苦しそうにしてるまゆさんを見るのが、一番つらいんですから」ポンポン
まゆ「……っ、はい……」グスッ
幸子「まゆさんは強いし、頭のいい人ですから……きっと大丈夫だって、ボクは信じてますよ」
まゆ「……うっ、うぅぅっ……」フラー
まゆ「ままぁ……」ギュ
幸子「誰がママですか!?」
おわり
14:◆FRtTimAs0A:2018/09/08(土)00:37:02 :C6Q
佐久間まゆさんお誕生日おめでとうございます(ました?)
まゆにはどんな形であれ幸せになってほしいなぁと思います
ご覧頂きありがとうございました
まゆにはどんな形であれ幸せになってほしいなぁと思います
ご覧頂きありがとうございました
コメント 4
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「失踪するための服を買いに失踪すると・・・」